ニュース

【CP+2016】新機能「フォーカスセレクト」が体験できるパナソニック

LEICA DG 100-400mmも初お目見え ライカカメラ社キーマンのステージも

CP+2016でのパナソニックブースでは、昨年から対応機種を増やしている「フォーカスセレクト」のアピールに余念がない。また、超望遠ズーム「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.」を日本で初めてお披露目するなど、交換レンズの訴求にも注力している印象を受けた。

メインステージの脇にずらりと並べられたデジタルカメラ。これらはすべてフォーカスセレクトに対応しており、そのデモを目的に配置されている。

フォーカスセレクトとは、LUMIX GX8、LUMIX G7、LUMIX FZ300の新機能。昨年11月25日公開の新ファームウェアで追加された、その後LUMIX TZ85(2月10日発売)、LUMIX TX1(3月10日発売)にも採用されている。

具体的には、フォーカスを移動させながら高速連写し、撮影後に任意のフォーカス位置の写真を選ぶ。撮影時はピントを明示的に合わせる必要がなく、単に連写するだけ。その後、好きなピント位置になっている写真を探し出すイメージだ。

会場での被写体は、きれいに並べられた花札や折り鶴など。これらをフォーカスセレクトでマクロ撮影すると、ピント位置が移動しているのが判別しやすい。前ボケ・後ボケの違いで、写真の印象が変わることがわかる趣向だ。

実際に試してみると、4Kフォトを応用していることもあり、連写が高速であっけないほど簡単。前ボケ・後ろボケ写真を一気に得られる。新しい発見につながる場合もあるだろう。

3月発売予定のマイクロフォーサーズ用交換レンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.」だが、こちらはブース2階の専用コーナーで試せる。高台から望遠レンズを体験してもらうという、他のカメラメーカーではおなじみの趣向だ。

35mm判加算200-800mm相当と考えると、予想以上にコンパクト。マイクロフォーサーズらしいメリットといえるだろう。今までのLUMIX G望遠レンズとは一味違う、がっちりした造りも魅力だ。3月10日に発売。メーカー希望小売価格は税別23万円。

望遠端400mmまで伸ばしてみた。繰り出しは滑らか。

同じくレンズの出品としては、開幕直前に発表された「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」も手に取ることができた。

こちらは小型軽量を旨とするカジュアル路線のレンズで、GH系やGX系における新しい高倍率ズームレンズという立ち位置。12mmからの5倍ズーム(35mm判換算24-120mm相当)はLUMIX Gレンズで初めての試みだ。軽量ながら防塵防滴設計が施されているのも特徴。発売は4月28日、メーカー希望小売価格は税別6万8,000円。

SIMフリーLTE搭載のLUMIX CM10も新製品。昨年のCP+2015で話題を振りまいたLUMIX CM1から、音声通話機能を省略した製品だ。

CM1は生産数を限定しての実験的な展開だったが、CM10は限定数を設けず、正規のカタログモデルとして生産体制を敷くとのこと。発売はCP+2016の開幕と同日、2月25日。価格はオープンプライス。店頭予想価格は税別10万円弱の見込み。

特徴はほとんどCM1から変わらない。薄型ボディに有効2,010万画素の1型高感度CMOSセンサーを搭載。レンズには焦点距離28mm相当(35mm判換算)F2.8のLEICA DC ELMARITを奢る。

レンズから見て上面にあるスライドスイッチを引くことで、Androidスマートフォンとデジタルカメラを切り替えられる。純正カメラアプリの操作性はCM1と共通で、レンズ根元のコントロールリングも引き続き各種操作を割り当てられる。

CM1から変わったのは底面。CM1では金属端子(結局、CM1でその端子を使用することはなかった)があった位置に、ストラップホールが設けられている。底面からストラップが伸びるため若干バランスは悪いが、これでストラップを本体に取り付けることが可能になった。

ブースにはCOTTAブランドのCM1用アクセサリーが各種ディスプレイされている。いずれもCM10で利用可能とのことだ。

コンパクトデジタルカメラのLUMIX TX1も人気がある。25日はブースに2台しかなく、TX1の後ろだけちょっとした列ができるほどだった。

LUMIX TX1は、1型センサーを搭載したいわゆる高級コンパクトに位置付けられる製品。ポケットに入る大きさながら、25-250mm相当(35mm判換算)F2.8-5.9の光学10倍ズームレンズを内蔵する。発売は3月10日。価格はオープン。店頭予想価格は8万8,000円前後の見込み。

外装はアルミ。0.2型約117万ドットのEVFに加えて、ポップアップストロボも内蔵している。

バッテリーのDMW-BLG10は、LUMIX GX7なども採用するタイプ。撮影可能枚数は液晶モニターで300枚、EVFで240枚。

製品展示以外の見所としては、VENUSエンジンや光学関連など、技術展示に力が入っている印象。

6軸手ブレ補正「Dual I.S」を説明する展示には、レンズ内、ボディ内それぞれの手ブレ補正ユニットが置かれていた。

セミナーステージも盛況で、25日は登壇順に森脇章彦さん、新美敬子さん、上田晃司さん、塙真一さんが出演。2月26日(金)・27日(土)には、ハービー・山口さんや、ドイツ・ライカカメラ社のレンズ開発責任者、ピーター・カルベ氏の登壇も予定されている。

写真は猫写真でおなじみの新美敬子さん。

昨年に続き、LUMIXボディおよびレンズのクリーニングサービスも行われている。予約は必要ないが、25日はちょっとした順番待ちが生じていた。

LUMIX PHOTO GALLERYと題されたコーナーでは、写真家によるプリント作品が展示されている。