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「BMW×ライカ フォト・コンペティション」表彰式が開催

 ライカカメラジャパン株式会社とビー・エム・ダブリュー株式会社による「BMW×ライカ フォト・コンペティション」の表彰式が、10月24日にドイツ連邦共和国大使館(東京都港区)で行われた。

ドイツ連邦共和国大使館 大使公邸

 ライカ誕生100周年を記念し、同じく2016年に創業100周年を迎えるBMWと共同開催したフォトコンテスト。「Century in Motion〜100年の時の動き」をテーマに7月末まで作品応募を受け付けていた。

受賞作品が並ぶ

 審査員は小山薫堂氏(放送作家・脚本家)、 ハービー・山口氏(写真家)、ビー・エム・ダブリュー株式会社、ライカカメラジャパン株式会社、ドイツ大使館。

 金賞の「LEICA CAMERA賞」(賞品:ライカXバリオ)、「BMW賞」(賞品:BMW 7シリーズ1年間モニター)、「ドイツ大使館賞」(賞品:ルフトハンザドイツ航空で行くドイツ世界遺産を巡る旅)をはじめ、小山薫堂賞(テーマ:BMWのある風景)、ハービー・山口賞(テーマ:ライカのある風景)など全11点を表彰した。

 駐日ドイツ連邦共和国大使のハンス・カール・フォン・ヴェアテルン氏(Dr.Hans Carl von Werthern)は、幼い頃からライカを知っており、現在の公用車はBMWで、この2つが世界で知られるブランドであることを誇りに思うと挨拶した。

駐日ドイツ連邦共和国大使 ハンス・カール・フォン・ヴェアテルン氏

 ビー・エム・ダブリュー株式会社 代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏(Peter Kronschnabl)は、BMWとライカはともに品質、卓越を誇るブランドで、ライカは今年100周年、BMWは2016年に100周年を迎える。今後も様々な形で協業していきたいと述べた。

 ライカカメラジャパン代表取締役社長の福家一哲氏は、今回の応募作品がどれも高いレベルのものばかりだったと印象を語る。また、この表彰式が東京で、ほかでもないドイツ大使館でできたことを光栄に思うと述べた。

ビー・エム・ダブリュー株式会社 代表取締役社長 ペーター・クロンシュナーブル氏
ライカカメラジャパン代表取締役社長 福家一哲氏

 表彰ののち、審査員の中から小山薫堂氏とハービー・山口氏が総評を述べた。小山薫堂氏は、当日の出席者や取材陣に多数のライカを向けられて嬉しいと挨拶。写真の師と仰ぐハービー・山口氏とともに、どの作品をどの賞に振り分けるか悩み、全て優勝のような気持ちで選んだと説明した。

 また、自宅ではドイツの洗濯機を使い、ドイツ車に乗り、ドイツのエアラインで世界一周に出たという小山薫堂氏だが、「今日ほどドイツのことを考えたことはない」と述べた。

放送作家・脚本家の小山薫堂氏

 ハービー・山口氏は、ちょうど25年前の1989年11月、ドイツの若者とともに(ベルリンの)壁を叩いていたと振り返る。BMWとライカの製品について「一級のものはユーザーに不思議な力を与える」と印象を述べ、自身を振り返って「(カメラを手に)躊躇せず一歩踏み出すとき、いつもライカがあった気がする」と語った。

受賞者と記念撮影するハービー・山口氏(中央)

 今回の入賞作品は、10月下旬から表彰式会場のドイツ大使館やBMW Group Studioなどで巡回展示を行う予定。

(本誌:鈴木誠)