ロンドン五輪でのシェア報道にキヤノンとニコンがコメント


 8日付けの朝日新聞(電子版)が「五輪一眼シェア、どっちも勝利宣言 キヤノン・ニコン」とのタイトルで報じた記事の内容に対して、キヤノンおよびニコンとも自社についての記載部分は正しいと、本誌に対し回答した。

朝日新聞デジタルに掲載された当該記事

 当該記事は、ロンドンオリンピックで報道カメラマンが使用しているカメラのシェアについて触れたもの。

 この記事では、8日に行なわれた決算会見でニコンの伊藤純一副社長が話した内容として、“ロンドンオリンピックでは6:4でニコンが逆転した”“会場によっては7:3だった”などと報じた。併せてキヤノン広報の“我々が優勢”“各競技場のカメラ席をいろいろな角度から撮影して数えた”とするコメントを掲載した。

 本誌が両社に電話取材したところ、キヤノンは「我々が優勢であると把握している。具体的な数字は公表していない」(広報部)と回答した。

 ニコンは「伊藤のコメントは同紙記者からの質問に答えたもので、記事の通り。新機種のD4が評価され、シェアに貢献したものと認識している」(広報・IR部)とコメントした。





(本誌:武石修)

2012/8/9 18:02