ソニー、撮影画像を各種デバイスで利用できる「PlayMemories」シリーズを発表


 ソニーは10日、撮影した静止画や動画をクラウド上で管理し、各種デバイスで楽しめるという「PlayMemories」(プレイメモリーズ)シリーズを1月上旬より順次提供すると発表した。

PlayMemories Onlineのイメージ図

 撮影画像を液晶テレビ、パソコン、タブレット、スマートフォンなど様々な機器で利用するためのソリューション。クラウドサービス「PlayMemories Online」、カメラに付属するパソコン用ソフト「PlayMemories Home」、PS3用アプリケーション「PlayMemories Studio」、モバイルアプリ「PlayMemories Mobile」からなる。

 無料のクラウドサービス「PlayMemories Online」は、2012年春に提供予定。デジタルカメラなどで撮影した画像をアップロードし、対応する液晶テレビ、パソコン、タブレット、スマートフォンなどの機器で楽しめるというもの。独自のプラットフォーム「Sony Entertainment Network」で提供し、同サービスに加え、1アカウントで映像や音楽の配信サービスも利用できるという。

 2012年1月以降に発売する同社製デジタルカメラおよびビデオカメラに同梱する「PlayMemories Home」は、撮影した静止画・動画をパソコンに取り込み、管理・鑑賞・編集・共有できるソフトウェア。管理・鑑賞機能では、「カレンダービュー」や「マップビュー」を利用した画像整理も可能。USB接続したカメラ内の画像をパソコンに転送せずに閲覧することも可能とした。編集は3D/2Dを問わず可能で、ブルーレイディスクへの保存も可能。また、PlayMemories OnlineにWebブラウザーを使用することなくアクセスし、撮影画像のアップロード・閲覧が可能としている。

 PS3用「PlayMemories Studio」は、PS3の処理能力を活かして撮影画像をゲーム感覚で編集可能という有償アプリケーション。利用期間を限定した無料体験版も2012年春に同時提供予定としている。PS3に付属のワイヤレスコントローラで操作できるほか、「リモートプレイ」を用いることで無線LAN接続したPlayStation VitaやPSPから外出中でも操作できるという。

PlayMemories Homeのイメージ図PlayMemories Studioのイメージ図

 AndroidおよびiOS用の無償アプリ「PlayMemories Mobile」は、米国で発表した無線LAN対応のポケットビデオカメラ「Bloggie」に保存した動画・静止画をタブレットやスマートフォンに転送可能とする。端末内の別のアプリケーションを起動してアップロードすることもできるという。2012年1月上旬より提供開始予定。




(本誌:鈴木誠)

2012/1/10 21:26