シグマ、ミラーレスカメラ用交換レンズを発表。「19mm F2.8 EX DN」と「30mm F2.8 EX DN」


 シグマは10日、ミラーレスカメラ用の交換レンズ市場に参入すると発表した。第1弾として「SIGMA 19mm F2.8 EX DN」と「SIGMA 30mm F2.8 EX DN」の発売を発表。それぞれにEマウント用とマイクロフォーサーズマウント用を用意する。いずれも発売日、価格は未定。

SIGMA 19mm F2.8 EX DNSIGMA 30mm F2.8 EX DN

 2製品ともミラーレカメラ専用を表す「SIGMA DN Lens」シリーズに位置づけられている。なおシグマはCP+2011において、Eマウント用レンズのイメージモックを出品していた。正式な製品発表は今回が初になる。


SIGMA 19mm F2.8 EX DN

 Eマウントで焦点距離28.5mm相当、マイクロフォーサーズシステムで同38mm相当(ともに35mm判換算)の単焦点レンズ。

 レンズ構成は6群8枚。グラスモールド非球面レンズ3枚を採用し、倍率色収差、像面湾曲、ディストーションを良好に補正したという。フレアやゴーストの発生を低減するスーパーマルチレイヤーコートも施した。テレセントリック性にも考慮し、周辺部まで安定した画質を実現したという。

 AFモータには、新開発のリニアAFモータを搭載。ギアなどを介さず駆動するため、静粛性と精度、動画撮影への適正に優れているという。フォーカシングによる変動収差を抑えるインナーフォーカス方式を採用。

 7枚羽根の円形絞りを採用。最短距離は20cm、最大撮影倍率は1:7.4となっている。

 フィルター径46mm。外形寸法は60.6×45.7mm、質量は約140g。※数値はいずれもマイクロフォーサーズ用


SIGMA 30mm F2.8 EX DN

 Eマウントで焦点距離45mm相当、マイクロフォーサーズマウントで同60mm相当(ともに35mm判換算)。標準レンズに近い焦点距離となる。

 SIGMA 19mm F2.8 EX DNと同じく、インナーフォーカス、リニアAFモーター、7枚羽根の円形絞り、スーパーマルチレイヤーコートを採用。レンズ構成はグラスモールド非球面レンズ2枚を含む5群7枚となっている。

 最短撮影距離は約30cm。最大撮影倍率は1:8.1。

 フィルター径は46mm。外形寸法は60.6×38.6mm。質量は135g。



(本誌:折本幸治)

2012/1/10 09:15