久保正彦写真展「その先に見えるもの」(銀座ニコンサロン)


2006年と2010年にミャンマーを訪れた作者は、現地の人々の優しさに触れ、ある一つの疑問を持った。
改善の兆しは見られるものの、依然として災害や貧困等の原因により人々の暮らしには厳しいものがある。実際、現地の人と話をしてみると、災害や病気などで親類縁者が亡くなったという話を方々で聞く。
私達より死が身近にある世界。その様な状況下においても、何故彼らは他者に対し驚くほどの親切心を持ち続けていられるのだろうか?
東南アジア最後のフロンティアとして注目されつつあるミャンマー。2回の訪問の間に、町には中国製品が出回り、オートバイが増え、ガソリンスタンドが建つなど、目に見える変化が起こりつつある。これから起こりうると思われるめまぐるしい変化を見据え、彼らのまなざしの先に何が見えているのか。
作者は、その先に明るい未来が見えてくることを切に願いながら、本作品を形作っている。
モノクロ60点。
(写真展情報より)

  • 名称:久保正彦写真展「その先に見えるもの」
  • 会場:銀座ニコンサロン
  • 住所:東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA(ストラータ ギンザ)1・2階
  • 開催日:2011年12月7日~2011年12月20日
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休



(本誌:武石修)

2011/11/22 00:00