薬師洋行報道写真展「薬師洋行が撮ったRUGBY World Cup 2011in New Zealand」(オリンパスプラザ東京)


“紳士が行なう野蛮なスポーツ”と言われるラグビー。楕円のボールを追うこのスポーツの醍醐味は1チーム15人の男たちのぶつかり合い。その4年に一度の「ラグビーワールドカップ2011」がニュージーランドで開催された。9月9日に開幕し45日間にわたって48試合展開された熱戦は、決勝でニュージーランドがフランスに1点差で勝利しノーサイドとなった。シルバーファーン(銀シダ)のエンブレムを胸にあしらった黒いユニフォームは“オールブラックス”と呼ばれるニュージーランド代表の象徴。力強いスクラム、ダイナミックなラックやモール、そして華麗なパスワークを繰り広げ、第一回大会(1987年)以来二度目の頂点に立った。
 大男たちのぶつかり合いには迫力があり、このスポーツの魅力の原点であることに変わりはない。だが楕円球の転がり如何で攻守が逆転してしまう予想外の展開もラグビーの魅力であり、醍醐味でもある。老いも若きも熱狂するこのゲーム。ラグビーの国と呼ばれるニュージーランドの人たちにとってあの楕円球は何だろうか?そんな想いを持ちながらクルマを走らせた3週間、その移動途中で観たキッズラグビーにもその魅力の一端を垣間見たような気がした。
(写真展情報より)

  • 名称:薬師洋行報道写真展「薬師洋行が撮ったRUGBY World Cup 2011in New Zealand」
  • 会場:オリンパスプラザ東京
  • 住所:東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル
  • 会期:2011年11月25日~2011年12月7日
  • 時間:10時~18時
  • 休館:日曜・祝日

【2011年11月17日】記事タイトルに「報道」を加えました。

(本誌:鈴木誠)

2011/11/16 18:30