ニコン、「D7000」の最新ファームウェア

〜カードを認識しないエラーなど対処

 ニコンは10日、デジタル一眼レフカメラ「D7000」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はファームウェアAがVer.1.02、ファームウェアBがVer.1.03。

D7000

 更新内容は次の通り(ダウンロードページから引用)。

  • 一部のSDカードを使用したときに起こり得る「カードを認識しない」というエラーに対応しました。
  • 電源OFFまたは半押しタイマーOFFの状態で、撮影モードダイヤルを[U1]または、[U2]から他の撮影モードに切り換えたとき、または[U1]、[U2]以外から[U1]または[U2]に切り換えたときに発生する下記の現象を修正しました。
    -現在の記録フォルダーのファイル数が999個に達していないかつ、ファイル番号が9999に達していないのに新しいフォルダーが作成されてしまうことがある。
    -記録可能コマ数が設定どおりに表示されないことがある。
    -[スロット2の機能]で設定した[順時記録]、[バックアップ記録]、[RAW+JPEG分割記録]が切り替わってしまうことがある。
  • マルチパワーバッテリーパックMB-D11に挿入した単3形乾電池の残量が残りわずかのときに、セットアップメニューの[電池チェック]ではバッテリー残量が充分残っている表示になってしまうことがある現象を修正しました。
  • 静止画を記録中に再生モードで動画を表示したとき、記録した静止画が正常に表示されないことがある現象を修正しました。
  • ライブビュー中に[拡大]または[縮小]ボタンを操作すると、正常に拡大または縮小しないことがある現象を修正しました。
  • セットアップメニューの[ワイヤレストランスミッター]の[デバイス設定]の[内蔵メモリー初期化]でワイヤレストランスミッターWT-4の内蔵メモリーを初期化したときに表示されるメッセージを、[ファイルを削除しました。]から[内蔵メモリーの初期化が終了しました。]に変更しました。

 D7000は、有効1,620万画素(APS-Cサイズ相当、DXフォーマット)のCMOSセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラ。防塵防滴性能や視野率約100%のファインダーなどを特徴とする。フルHD動画記録にも対応。発売は2010年10月。ボディのみの実勢価格は9万8,800円前後。

(本誌:鈴木誠)

2011/11/10 19:18