ソニー、デジタル一眼レフカメラ「α900」の国内向け生産を終了


 ソニーは、デジタル一眼レフカメラ「α900」の国内向け生産が完了したことを明らかにした。3日に編集部がWebサイトで確認した。

α900

 α900は、35mmフルサイズの撮像素子を搭載するαシリーズのフラッグシップモデル。視野率約100%の光学ファインダーも有していた。発売は2008年10月23日。直販サイト「ソニーストア」では3日13時現在、“翌日出荷”で注文を受け付けている。価格は27万8,000円。

 なお3日現在、α900の後継機は発表されていない。また、海外では35mmフルサイズの撮像素子を搭載しながら視野率を約98%に抑えたα900の廉価版である「α850」を展開しているが、3日時点で国内投入のアナウンスはない。

 α900は、35mmフルサイズの撮像素子を搭載したカメラとしてはソニーで初めてのモデル。α850を除けば、コニカミノルタを含むαマウントで唯一の35mmフルサイズセンサー搭載機だった。画素数は有効2,460万画素で、センサーシフト式手ブレ補正機構も採用。液晶モニターは約92.1万ドットの3型。

 現行のαAマウント機は、APS-Cサイズ相当のセンサーを採用した「α77」、「α65」、「α55」の3モデルで、いずれも光学ファインダーを使用しない「トランスルーセントミラーテクノロジー」搭載機となっている。




(本誌:武石修)

2011/10/3 13:31