ニコンサロンbis新宿、畠山洋二写真展「調布散歩」


 ニコンサロンbis新宿は、畠山洋二写真展「調布散歩」を10月4日から開催する。

新宿より京王線で20分足らずの調布市は、人口22万人あまりのベッドタウンで、ここに住んで42年になる作者は、十数年前から理容業の休日に近所を撮り始めた。
武蔵野の面影を僅かながら残す古刹深大寺とその周辺、南に流れる多摩川など散歩コースとしても興味がつきないが、特に作者のお気に入りは自然豊かな多摩川で、清らかな流れ、何気ない草木、広場や河原でくつろぐ人々、土手の上から望見できる富士の雄姿など、四季折々の豊富な被写体に魅せられている。
しかし、ここ調布も例にもれず開発が進み、昨日までの田畑や雑木林があっという間に駐車場やマンションに変わり、生け垣の路地も少なくなりつつある。
そんな中での自然と人・社会との係わり合い、変わりゆく調布の一瞬を留めてみたい、そんな思いでシャッターを切った作品だが、この地の魅力、特に肌で感じる自然の移ろいの素晴らしさを教えてくれたのは、15年間晴雨にかかわらず、朝晩の散歩に付き合ってくれたロッキー(ハスキー犬)であった。作品は、すべてが彼との散歩コースで撮ったものである。カラー43点。
(写真展情報より)

  • 名称:畠山洋二写真展「調布散歩」
  • 会場:ニコンサロンbis新宿
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
  • 開催日:2011年10月4日~2011年10月10日
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:武石修)

2011/9/20 00:00