キヤノン、GPS・DIGIC 5・フルHD動画など採用の「PowerShot S100」を海外発表
キヤノンは15日、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot S100」を海外で発表した。米国では11月初旬に429.99ドルで発売する。16日現在、国内では発表されていない。カラーはブラックとシルバーを用意する。
ブラック |
シルバー |
2010年8月に発売した「PowerShot S95」の後継機と見られるモデル。新たに画像処理エンジン「DIGIC 5」を採用した。また、PowerShot S95にはなかったGPS機能も搭載した。
DIGIC 5の搭載はキヤノンのデジタルカメラでは初めて。高感度でのノイズリダクション性能を改善したほか、従来から採用している「i-コントラスト」機能もさらに自然になったという。加えて、主被写体と背景を分析してホワイトバランスを適用する「マルチエリアホワイトバランス」機能も採用した。新画像処理エンジンにより連写速度も向上し、9.6コマ秒(連続8コマまで)を実現している。PowerShot S95の連写速度は1.9コマ/秒だった。
撮像素子はPowerShot S95の1/1.7型有効約1,000万画素CCDから1/1.7型有効1,210万画素CMOSセンサーになった。最高感度はフル画素でISO6400に向上している(PowerShot S95はISO3200)。レンズは35mm判換算の焦点距離24-120mm F2-5.9。PowerShot S95は同28-105mm相当 F2~F4.9だった。RAW記録にも対応する。
動画は最大1,920×1,080ピクセル、24fpsのH.264(MOV)形式。PowerShot S95は最大1,280×720、24fpsだった。液晶モニターは約46.1万ドット3型TFTで、PowerShot S95と同じ。記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。
サイズは98.9×59.8×26.7mm。本体のみの重量は約173g、記録メディアとバッテリーを含む重量は約198g。
2011/9/16 13:29