銀座ニコンサロン、ザビーネ・シュリュンダー写真展「ひとの存在を繋ぐもの」


 銀座ニコンサロンは、ザビーネ・シュリュンダー写真展「ひとの存在を繋ぐもの」を7月20日から開催する。

これらの写真が見せるもの、それは出来事や出会い、それらの事象に対する作者の主観である。この写真は、作者の過去だけではなく、誰か他の人の歴史をも「目に見える」ものにしてくれる。多くの人が生きる、生活をするそれぞれの場所は、目に見えない糸でつながっていて、この目に見えない糸が、実は控えめに、でも人間の存在を様々な方向へと導いている。
存在とは何か。
人生の核とは何か。
何が私たちを突き動かすのか。
飽くことのない追求は、思い出の場所へと、過去の場所へといざなう。しかし、追求に辿り着くゴールはなく、方向感覚さえ失うことさえある。人が偶然に辿り着いた場所、そこで何かを見た瞬間、何かを思い出させることがある。それは、「今」、そして「次の瞬間」へとつながっていく。そのように「狭間」というものの時間的、肉体的、感情的な間を映像がめぐる。
答えがあるのか、この写真には作者の追及が現れている。モノクロ30点。(写真展情報より)

  • 名称:ザビーネ・シュリュンダー写真展「ひとの存在を繋ぐもの」
  • 会場:銀座ニコンサロン
  • 住所:東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA (ストラータ ギンザ) 1階・2階「ニコンプラザ銀座内」
  • 会期:2011年7月20日〜2011年8月2日
  • 時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:折本幸治)

2011/7/6 00:00