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ペンタックス、レンズ交換式で世界最小最軽量の「PENTAX Q」


 HOYA株式会社PENTAXイメージング・システム事業部は、レンズ交換式デジタルカメラで世界最小最軽量の「PENTAX Q(キュー)」を発売する。価格はオープン。本体色はホワイトとブラック。近日発売としている。

製品名 店頭予想価格 発売時期
PENTAX Qレンズキット
(PENTAX-01 STANDARD PRIME付属)
7万円程度 近日
PENTAX Qダブルレンズキット
(PENTAX-01 STANDARD PRIME付属)
(PENTAX-02 STANDARD ZOOM付属)
9万円程度

PENTAX Qシステム。ブラックボディに装着しているのがPENTAX-01レンズ。中央の大きなレンズがPENTAX-02レンズ
PENTAX Q(ホワイト)。レンズはPENTAX-01 STANDARD PRIME PENTAX Q(ブラック)。レンズはPENTAX-01 STANDARD PRIME

 同社のラインナップでは満たしきれなかったという「デジタル一眼を気軽に使ってみたい、毎日身につけて持ち歩きたい、もっと小型のデジタル一眼が欲しいといったユーザーの声に応える」(ペンタックス)製品。新規開発の「Qマウント」を採用するレンズ交換式デジタルカメラで、撮像素子を1/2.3型CMOSセンサーとするのが特徴。従来のミラーレス機は、撮像素子の大きさ(APS-Cサイズ相当、または4/3型)では、ボディを小さくまとめたとしても、レンズ(特にズームレンズ)が大きくなりがちだった。PENTAX Qは1/2.3型というコンパクトデジタルカメラと同等のサイズの撮像素子を採用することで、レンズを含めたコンパクトなシステムを実現している。

 また、光学ファインダー、ミラーボックス、焦点板、AFセンサーなどを省略した、いわゆるミラーレス機としたことで、レンズ交換式として世界最小最軽量を実現したという。フランジバックは9.2mm。Kシリーズ(K-5、K-rなど)比で約1/5に短縮した。マウント径も約2/3に縮小している。AFはコントラスト検出式。MF時は最大で4倍の拡大表示が可能。

 23日現在、Qマウントレンズは5製品をラインナップ。「PENTAX-01 STANDARD PRIME」、「PENTAX-02 STANDARD ZOOM」、「PENTAX-03 FISH EYE」、「PENTAX-04 TOY LENS WIDE」、「PENTAX-05 TOY LENS TELE PHOTO」を発売する。これらのうちPENTAX-01とPENTAX-02を「高性能レンズシリーズ」としており、残りを「ユニークレンズシリーズ」としてアピールする。ちなみに、PENTAX Qのレンズキットおよびダブルレンズキットに付属するのは、高性能レンズシリーズの2本。詳しくはQマウントレンズについてまとめた別項をご参照いただきたい。

PENTAX Q(ホワイト) PENTAX Q(ホワイト)
PENTAX Q(ホワイト) PENTAX Q(ホワイト)
PENTAX Q(ホワイト) PENTAX Q(ホワイト)

PENTAX Q(ブラック) PENTAX Q(ブラック)
PENTAX Q(ブラック) PENTAX Q(ブラック)
PENTAX Q(ブラック) PENTAX Q(ブラック)

 撮像素子は、有効約1,240万画素の1/2.3型CMOSセンサー。新開発の画像処理エンジンと新設計レンズにより、画像周辺までクリアでコントラストが高く、階調再現性や質感描写にも優れた高画質画像を実現したとしている。感度設定はISO125-6400。複数の撮影画像を重ね合わせるHDR機能も備えている。RAW(DNG)、JPEG、RAW+JPEGでの撮影や、AdobeRGBでの撮影も可能だ。アスペクト比は4:3、3:2、16:9、1:1から選択できる。

 手ブレ補正は撮像素子シフト式のSR(Shake Reduction)。ただし磁力で撮像素子を浮かしたKシリーズのSRと異なり、ガイドレールに従って撮像素子が動くタイプとなる。

撮像素子 撮像素子ユニット
画像処理エンジンなどを含む内部基板

 本体右手側上面にモードダイヤルを搭載。プログラム自動露出、シャッター速度優先自動露出、絞り優先自動露出、マニュアル露出が可能で、絞りやシャッター速度の制御は、本体背面右上の電子ダイヤルで行なえる。また、プログラム自動露出のときに、電子ダイヤルを回すだけでシャッター速度優先や絞り優先の各露出モードに切り替える設定も選べる。

 シャッター機構はレンズ側に設けるレンズシャッターを採用。最高シャッター速度は1/2,000秒となっている。ただし、レンズシャッターを内蔵するのは高性能レンズシリーズの2本に限られ、レンズシャッター非搭載のユニークレンズシリーズ3本については、すべて撮像素子による電子シャッターでまかなう仕組み。最高速度は1/8,000秒となる。また、バルブは高性能レンズシリーズで利用可能だが、ユニークレンズシリーズでは不可能となる。なお高性能レンズシリーズの装着時は、レンズシャッターに加えて、拡張設定で電子シャッターを併用できる。レンズシャッターでの連写性能は約5コマ/秒で連続5コマ(JPEG撮影時)。

 ストロボは本体に内蔵しており、ワンタッチで斜め上方向にポップアップする。収納した状態での発光も可能。ポップアップ時は28mm相当の広角レンズまで対応する。

ストロボポップアップ時。PENTAX Q(ホワイト) ストロボポップアップ時。PENTAX Q(ブラック)

 小サイズセンサーでは難しいボケ表現については、画像処理による「ボケコントロール」機能で対応する。ピント位置や被写体との距離などをカメラが判断し、自動的に最適な画像処理を行なうもので、「主役となる被写体が浮き立つような画像効果が得られる」という。背景ボケだけでなく、前ボケも作れる。

 動画記録は1,920×1,080ピクセル/30fpsのフルHD記録に対応。圧縮形式はH.264。

 Kシリーズや645Dにない機能としては、9つの写真表現が選べる「スマートエフェクト」を新設した。液晶モニターを見ながら効果を確認しつつ撮影できる機能、「極彩」、「ソリッドモノカラー」、「クロスプロセス」、「さくらほのか」、「ドラマチックアート」、「ハードモノクローム」、「水彩画」、「あでみやび」などを選択できる。トイカメラモードとしては、仕上がりを複数から選べる「Auto110」(オートワンテン)というスマートエフェクトも設けられている。スマートエフェクトは動画にも適用できる。シーンモードには「フォレスト」や「テーブルフォト」を新規に追加した。

 なお、ボディ前面左手側に設けられた「クイックダイヤル」には、スマートエフェクト、カスタムイメージ、デジタルフィルター、アスペクト比などを割当られる。

スマートエフェクトは前面のクイックダイヤルに割り当て可能 カスタムイメージ
トイカメラ シーンモード

 本体外装にマグネシウム合金を採用。高い質感と優れた耐久性を備えたとしている。液晶モニターは3型約46万ドット。バッテリーはリチウムイオン充電池のD-LI68。Optio S10などと共用できる。記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応。内蔵メモリーは非搭載。

外装は4面ともマグネシウム合金を採用
PENTAX-Q(ホワイト) PENTAX-Q(ホワイト)
PENTAX-Q(ブラック) PENTAX-Q(ブラック)

 別売アクセサリーとして、PENTAX-01の画角に合わせた外付け光学ファインダー「O-VF1」(オープン価格、店頭予想価格2万円前後)、専用カメラケース「O-CC115」(オープン価格、店頭予想価格5,000円前後)を用意する。

O-VF1 O-VF1装着例
O-CC115(ホワイト)装着例 O-CC115(ブラック)装着例
O-CC115(レッド)装着例

 なおペンタックスでは、発売前日までに予約すると、「PENTAX Q」ロゴ入りラッピングクロスがもらえる予約特典を実施中。対象商品はPENTAX QレンズキットとPENTAX Qダブルレンズキットとなっている。

PENTAX Qの予約特典について伝えるペンタックスのWebページ。対象となる予約期間は23日から発売前日まで

 

主な仕様
製品名 PENTAX Q
撮像素子 1/2.3型CMOS、有効約1,240万画素
手ブレ補正 撮像素子シフト式
ダストリムーバル 超音波振動による撮像素子クリーニング機能「DR II」
感度 ISO125-6400
露出プログラム プログラム自動露出、シャッター速度優先自動露出、絞り優先自動露出、マニュアル露出など
測光方式 TTL撮像センサー測光、分割測光、中央重点測光、スポット測光
シャッター速度 30-1/2,000秒(電子シャッター併用で30-1/8,000秒)、バルブ(レンズにより不可)
液晶モニター 3型約46万ドット
記録メディア SDXC/SDHC/SDメモリーカード
連写速度 最大約5枚/秒
動画記録 MPEG-4 AVC H.264(1,920×1,080ピクセル)など
バッテリー リチウムイオン充電池
撮影可能枚数 約230枚(ストロボ発光50%)、約250枚(ストロボ発光なし)
外形寸法 約98×57.5×31mm(ホットシュー、操作部材除く)
質量 約180g(本体)
約200g(バッテリー、メモリーカード含む)

【2011年6月23日】予約特典について追加しました。
【2011年6月23日】金属外装の写真を追加しました。
【2011年6月23日】ホディカラーのブラックを一部ホワイトと誤っていたのを修正しました。


(本誌:折本幸治)

2011/6/23 14:28