キヤノンギャラリーS、鍵井靖章写真展「青い地球のカシュ」


 キヤノンギャラリーSは、鍵井靖章写真展「青い地球のカシュ」を7月1日から開催する。

本展は、世界の海に潜り、プランクトンからクジラまで海中のあらゆる事象を独特の世界観で写し撮る水中写真家 鍵井靖章氏が、これまでに撮影した多種多彩な生物たちの姿やその営みなど、未発表作品を含めた約80点の作品を展示します。タイトルにある“カシュ”とはフランス語で「隠れ家」という意味で、会場では生物の大切な隠れ家である海の中の美しく神秘的な世界を垣間見ることができます。
なお、作品はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示します。(写真展情報より)


水面下は別世界だ。
例え水深30cmでも、私たち人間の想像が及ぶ世界ではない。水面という<魔法の扉>を潜り抜け、全ての生命を生み出した青い世界に到達する。現存魚類最大のジンベイザメや両翼を持つマンタなどの巨大生物に出会っても、恐怖は全く感じない。私は海のスケールの大きさに影響されていく。目の前に登場する全ての生き物を当たり前のように受け入れることができる。

海底には、サンゴやソフトコーラルなど色とりどりのお花畑が広がっている。カメラを片手に、イソギンチャクやホヤを花材に見立て、ブーケを束ねていると、可愛いお魚やウミウシがサンゴの隙間から顔を覗かせる。海は全ての生き物にとって大切なカシュ(隠れ家)だ。私も一緒に、かくれんぼしながら、みんなの傍で幸せに包まれる。(作者コメントより)

 7月9日13時30分から15時にかけて、作者自身が展示作品を紹介する講演会を開催する。先着300名。参加申し込みは、写真展情報ページにリンクが設けられた専用フォームから。申し込み締切は7月7日。

  • 名称:鍵井靖章写真展「青い地球のカシュ」
  • 会場:キヤノンギャラリーS(品川)
  • 住所:東京都港区港南2-16-6キヤノンSタワー1階
  • 会期:2011年7月1日〜2011年8月11日
  • 時間:10時〜17時30分
  • 休館:日曜・祝日

(本誌:折本幸治)

2011/6/17 00:00