市川ソフトラボラトリー、公開中止したWindows用「SILKYPIX」の修正バージョン


 市川ソフトラボラトリーは2日、汎用RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio Pro」および「SILKYPIX Developer Studio 4.0」のWindows用最新バージョンを公開した。

SILKYPIX Developer Studio Pro

 いずれも、「インストールが正しく行なわれないため、現像結果が不適切な場合がある」として、最新バージョンの公開を1日に停止していた。今回、Windows用の修正バージョンを公開した。バージョン番号は、SILKYPIX Developer Studio Proが4.1.44.2、SILKYPIX Developer Studio 4.0が4.0.44.2。

 更新内容はいずれも、Windows Updateを行なっていないWindows XPの一部のマシンで、認証関係が正しく動作しない場合がある問題の修正。

 なお、Mac OS X用については、3月31日に公開したバージョンから変更・更新はない。バージョン番号は、SILKYPIX Developer Studio Proが4.1.44.1、SILKYPIX Developer Studio 4.0が4.0.44.1。更新内容は、ともに3月23日に公開したSILKYPIX Developer Studio ProのEarly Preview版の内容と同様。

 具体的には、オリンパス「E-PL2」、「E-PL1s」、富士フイルム「FinePix X100」、「FinePix HS20EXR」、「FinePix F550EXR」に正式対応したほか、ペンタックス「K-5」のPEFが明るく現像される場合がある問題を修正した。

 Mac OS X用のSILKYPIX Developer Studio Proについては上記に加え、バージョン4.1.44.0よりJPEG/TIFF画像でカラーの設定が正しく反映されなくなっていた問題を修正した。

 SILKYPIX Developer Studio Proは、大量のRAWデータを扱うフォトグラファーや写真家向けに、高画質化、マルチコアCPUへの最適化、効率化などを実現したシリーズ最上位ソフト。価格はパッケージ版が3万2,000円、ダウンロード版が2万6,000円。

 スタンダードモデルのSILKYPIX Developer Studio 4.0は、パッケージ版が2万2,000円、ダウンロード版が1万6,000円。




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2011/4/4 15:15