キヤノン、蛍石2枚採用の「EF 600mm F4 L IS II USM」


 キヤノンは、超望遠レンズ「EF 600mm F4 L IS II USM」を6月に発売する。価格は143万8,500円。

EF 600mm F4 L IS II USM

 同時発表の「EF 500mm F4 L IS II USM」と同様、フォトキナ2010で開発発表していた超望遠レンズの正式発表になる。既存の「EF 600mm F4 L IS USM」の後継モデル。

 蛍石を2枚使用し、現行品と同等以上の性能を実現。新エクステンダー(EXTENDER EF 1.4X III、EXTENDER EF 2X III)との組み合わせを考慮した倍率色収差設計も行なったという。レンズ構成は12群16枚。

 手ブレ補正効果は約4段分。シャッター半押し状態で補正しないISモード3も備えている。

 光学系にはSWCコートを採用。ゴーストを低減したという。また、レンズ最前面と最後面をフッ素コーティングしており、ゴミ付着の軽減と防止を図った。

 最短撮影距離は4.5m。最大撮影倍率は0.15倍。絞り羽根は9枚。

 外形寸法は168×448mm。重量は3,920g。EF 600mm F4 L IS USMの5,360gより1,440gも軽くなっている。

 レンズフード、ドロップインゼラチンホルダー(52mm径)、レンズワイドストラップ、ハードケースなどが付属する。

【2011年2月8日】記事初出時、手ブレ補正効果を「約2段分」と記載していた点を、「約4段分」に訂正いたしました。

(本誌:折本幸治)

2011/2/7 15:03