銀座ニコンサロン、細川和良写真展「混在する時間 -大阪中之島-」


 銀座ニコンサロンは、細川和良写真展「混在する時間 -大阪中之島-」を11月10日から開催する。

(c) 細川和良

大阪市の中枢である中之島はかつて、なにわの豪商たちの蔵や船着場がひしめきあい、人間臭く賑わった中洲だった。現代の中之島は、大阪の持つ賑やかな下町のイメージはなく、洗練された都会の印象だ。ここ数年前からは、中之島公園・ダイビル・フェスティバルホール等々、大規模な再開発が進み、水都大阪のシンボルとして生まれ変わろうとしている。

日々変化していく景観。人工物に限らず、森羅万象は常に上書きされていく。

展示するこれらの作品は、2009年7月から2010年6月までの1年間の中之島の、刻の断片を上書き保存したものである。

デジタルの語源は“指”をさすが、作者は、アナログの極みの“指”から想像できないデジタル数値化されたピクセルの集合体を手作業で紡ぎ合わせて、終わりのない断片上書きを続けている。カラー25点。

(写真展資料より)

  • 名称:細川和良写真展「混在する時間 -大阪中之島-」
  • 会場:銀座ニコンサロン
  • 住所:東京都中央区銀座7-10-1(STRATA GINZA (ストラータ ギンザ)1階・2階「ニコンプラザ銀座内」
  • 会期:11月10日〜11月23日
  • 時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館日:会期中無休

(デジカメWatch編集部)

2010/10/27 00:00