【フォトキナ】会場で見かけたカメラバッグ新製品

　フォトキナ2010の会場では、さまざまなバッグメーカーが新製品のカメラバッグを展示している。

■タムラック

　タムラックは新シリーズ「Rally」シリーズを展示。5種類からなり、メッセンジャーバッグ風に使える。いずれも米国では12月に発売する。国内での発売時期と価格は未定。

奥からRally 7/6/5/4/2	Rally 7の内部

左からRally 6/5の内部	左からRally 4/2の内部

　最大サイズの「Rally 7」は15.6型ノートPCにも対応する。標準ズームレンズを装着したデジタル一眼レフカメラ1台、交換レンズ3本、クリップオンストロボなどが収納可能。70-200mm、F2.8を縦に収納できる。

　「Rally 6」は、標準ズームレンズを装着したデジタル一眼レフカメラ×1台、交換レンズ×3本を収納可能。70-200mm F2.8は縦に収納できる。ノートPCには対応しない。

　「Rally 5」は、iPadまたは10.1型ノートPCに対応するバッグ。標準ズームレンズを装着したデジタル一眼レフカメラ1台、交換レンズ3本を収納可能。

　「Rally 4」は、標準ズームレンズを装着したデジタル一眼レフカメラ1台、70-300mm F4.5-5.6のレンズ1本、クリップオンストロボなどが収納可能。ノートPCには対応しない。

　最も小型の「Rally 2」は、標準ズームレンズを装着したデジタル一眼レフカメラ1台、55-200mmのレンズ1本、充電器1台などが収納可能。ノートPCの収納には対応しない。

■シンクタンクフォト

　10月6日に国内でも発売する「スリング・オ・マティック」シリーズなど新製品を展示していた。

　スリング・オ・マティックは、スリングタイプのストラップを前後方向に掛け替えることで、右肩、左肩の両方に対応できるカメラバッグ。自分の正面で機材を取り出せるスリングバックの使いやすさは継承している。

左からスリング・オ・マティック30/20/10

　「スリング・オ・マティック30」は15型ノートPCが収納可能で、機内持ち込みにも対応するタイプ。価格は2万2,050円。同20は、70-200mm F2.8などに対応するタイプ。価格は1万9,950円。同10も70-200mm F2.8の収納に対応する細身のバッグ。価格は1万7,850円。

同じバッグで左肩と右肩の両方に対応できる

上部のストラップ取り付け部が動き、左右の肩に対応する仕組み

ストラップの下部も移動する仕様になっている	スリング・オ・マティック30の中身

　また、同じく10月6日に発売する「アーバンディスガイズV2.0」も展示していた。新たにサイズやポケット部分を改良したほか、マチが広がるようになった。

アーバンディスガイズV2.0シリーズ

最大となるアーバンディスガイズ60 V2.0のポケット部分	本体部分はマチが広がるようになった

■デルセー

　デルセーでは、赤と黒を基調にしたカメラバッグの新製品「ProRoad」シリーズを展示。大型のショルダーバッグやメッセンジャーバッグ、バックパック、トロリーといった製品を出展していた。

　メッセンジャーバッグタイプやトロリータイプは内部のコンパートメントがそのまま取り出せ、カメラだけでなく、通常のバッグとしても利用できる。トロリー、バックパックには三脚取り付け部を装備。全天候型のカバーも備えている。

　発売は2011年3月ごろ。価格は未定。

デルセーのカメラバッグ。これはメッセンジャーバッグ	トロリータイプ。カラーリングは赤メインと黒メインの2種類ある

■ゴッラ

　ゴッラはカメラバッグからPCバッグ、携帯電話ケースなど幅広い種類のバッグを出展。その中でカメラバッグとしては、中級機までのデジタル一眼レフカメラが入る「PRO」の新製品があった。日本ではヨドバシカメラで購入可能で、3～4月ごろの発売になるそうだ。価格は9,000円前後の見込み。

ヨドバシカメラで販売予定のPROシリーズのカメラバッグ

■ケースロジック

　ケースロジックの新製品は、カメラバッグとしてはバックバック、スリングケースなどの「SL Line」や「DCB Line」などの新製品を展示。17インチまでのPCに対応し、中級機のデジタル一眼レフカメラを収納できるバックパック「SLRC-202」は100ユーロ。デジタル一眼レフカメラ用のスリングケースは29ユーロから、となっている。日本でも発売予定。

PCケース付属のカメラバッグ	スリングケースは下部が保護素材となっており、地面にそのまま置いてもカメラを保護できるそうだ