ニコン、大口径広角レンズ「AF-S NIKKOR 35mm F1.4 G」


AF-S NIKKOR 35mm F1.4 G

 ニコンは、大口径広角レンズ「AF-S NIKKOR 35mm F1.4 G」を11月19日に発売する。価格は24万1,500円。

 特に夜景や星の撮影時に高い性能を発揮するという大口径広角単焦点レンズ。35mmフルサイズのFXフォーマットに対応する。

 新規の光学設計でフレアやコマ収差を補正。色収差の軽減とあわせ、絞り開放での解像力とボケ形状を両立したとしている。ゴーストやフレアに対して高い低減効果を発揮するという「ナノクリスタルコート」を採用した。

 フォーカスモードは「M/A」(マニュアル優先オートフォーカス)、「M」(マニュアル)の2つを搭載。MF駆動機構の改良により、MFタイムラグを減少。「M/A」モードにおけるフォーカシングの操作感を向上したという。

 AF駆動は超音波モーター「SWM」(Silent Wave Motor)を使用。素早いフォーカシングが可能というRF(Rear Focusing)方式を採用した。

 レンズ構成は非球面レンズ1枚を含む7群10枚。最短撮影距離は0.3m。最大撮影倍率は0.2倍。絞り羽根は9枚の円形。フィルター径は67mm。サイズは約83×89.5mm。重量は約600g。

 スプリング式レンズキャップ「LC-67」、裏ぶた「LF-4」、バヨネットフード「HB-59」、ソフトケース「CL-1118」が付属する。


レンズ構成図MTF曲線
付属のフード「HB-59」付属のソフトケース「CL-1118」


(本誌:鈴木誠)

2010/9/15 13:00