カカクコム、「カメラ利用状況アンケート」の結果を公開

~全体の約6割がコンパクトデジカメのみを所有

 カカクコムは25日、「価格.com」内のユーザー意識調査「価格.comリサーチ」で行なった「カメラ利用状況アンケート」の結果を発表した。

 価格.comのID登録ユーザーを対象に、2月1日~8日に行なったWebアンケート。回答者数は9,077人。男女比率は男性88.6%、女性11.4%。

 全体におけるデジタルカメラ所有率は94.4%で、うち「コンパクトデジタルカメラのみを所有」が59.7%、「どちらも所有している」が30%、「デジタル一眼レフカメラのみを所有」が4.7%だった。2008年10月に同社が行なった調査と比較し、全体の所有率は大きく変わっていないものの、内訳でコンパクトデジタルカメラの所有者が増加した。

 カメラの使用頻度に関する回答では、「月に数回」が最も多く31.1%。次いで、「週に数回使用する」(20.2%)、「半年に1回使用する」(13.1%)」となった。使用頻度が週に1回以下にあたる回答数が全体の75%を占めた。

 デジタル一眼レフカメラを最初に購入した時期に関する設問では、最も多かったのが「8年以上前」(17.9%)で、4年以上前にあたる回答が半数近くを占めた。

 最もよく使用するデジタル一眼レフカメラのシェアは、「キヤノン」(37.2%)、「ニコン」(27.9%)、「ペンタックス」(11.8%)、「オリンパス」(9%)、「ソニー」(8.4%)、「パナソニック」(3.1%)、「富士フイルム」(1.1%)となった。カメラの所有歴別で見るとキヤノンはどの層でも一定のシェアを持つが、ニコンはカメラ歴が長いほどにシェアが高いとしている。

 また、所有率を男女別に見ると、ニコン、ペンタックスは男性シェアが高く、オリンパス、ソニー、パナソニックは女性のシェアが高い。この設問で首位のキヤノンは男女ともに同程度のシェアだった。

 デジタル一眼レフカメラの購入予定についての設問は、「予定あり」と「検討中」を会わせて43.6%となり、2008年10月の調査から24ポイント減少した。同社ではデジタル一眼レフカメラの普及により、潜在的ユーザーの割合が低くなっていると推察する。

 最もよく使用するコンパクトデジタルカメラのシェアは「キヤノン」(22.2%)、「パナソニック」(17.8%)、「富士フイルム」(12.3%)、「カシオ」(10.1%)、「ソニー」(9.3%)、「オリンパス」(8%)、「ニコン」(7.4%)、「リコー」(5.4%)、「ペンタックス」(3.2%)となった。ここ1年の新規ユーザーにおいては、オリンパスとカシオのシェアが伸びており、女性ユーザーからはカシオと富士フイルムに対する支持が目立った。

 今後購入したいカメラ関連製品に関する設問では、「交換レンズ」の18.7%に次いで「デジタルフォトフレーム」が14.4%となり、続く「三脚・一脚」(6.1%)、「画像編集ソフト」(4.9%)に差をつけた。



(本誌:鈴木誠)

2010/2/25 18:57