米カシオ、高速連写モデルに24mmからの10倍ズーム機


 カシオは米国で6日(現地時間)、24mm相当からの10倍ズームレンズを搭載した「HIGH SPEED EXILIM EX-FH100」と「EXILIM Hi-ZOOM EX-H15」を発表した。7日にラスベガスで開幕する2010 International CESで展示する。

HIGH SPEED EXILIM EX-FH100(シルバー)EXILIM Hi-ZOOM EX-H15

HIGH SPEED EXILIM EX-FH100

 現行のHIGH SPEED EXILIM EX-FC150などと同様、1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。有効画素数は1,010万で、最大40fpsでの高速連写機能を有する。カラーバリエーションとしてブラックとシルバーを用意。

HIGH SPEED EXILIM EX-FH100(ブラック)
HIGH SPEED EXILIM EX-FH100(ブラック)

 またEX-FC150などと同様、1,280×720ピクセル/30fpsのHD動画や、120/240/420/1,000fpsのハイスピード動画記録に対応する。スペックはEX-FH25やEX-FC150を継承。HD動画記録も可能で、1,280×720ピクセル/30fpsでの記録に対応する。

 EX-FC150と異なるのは、焦点距離24〜240mm相当、開放F3.2〜5.7の光学10倍ズームレンズを搭載すること。レンズの仕様は現行製品のEXILIM Hi-ZOOM EX-H10と同等となっている。マクロモードでの最短撮影距離は7cm。

 そのほか、センサーシフト式の手ブレ補正機構を搭載。静止画のRAW記録にも対応する。感度はISO100〜3200。

 液晶モニターは3型23万ドット。本体にHDMI出力端子を備えている。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。バッテリーはリチウムイオン充電池のNP-90。

 本体サイズは105×29.9×63.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は198.3g(本体のみ)、247.9g(バッテリーおよびメモリーカード込み)。


EXILIM Hi-ZOOM EX-H15

 同じく24〜240mm相当(35mm判換算)、F3.2〜5.7の光学10倍ズームレンズを搭載。現行製品EX-H10の後継モデルと見られる。

EXILIM Hi-ZOOM EX-H15

 撮像素子は1/2.3型有効1,410万画素CCD。感度はISO64〜3200。1,280×720ピクセル/30fpsのMotion JPEG記録も可能。センサーシフト式の手ブレ補正機構も備える。

 画像処理エンジンには、新たに「EXILIM Engine 5.0」を搭載した。従来のEXILIM Engine 4.0より30%高速化したとし、高感度撮影でノイズの少ない豊かな階調が得られるという。

 また新機能として、絵画調の写真になる「Art Shot Function」が加わった。「Oil Painting」、「Crayon」、「Water Color」を搭載した。青空、緑の木々、夜景などを識別することで、各種設定をカメラが自動で行なう「Premium Auto」も利用できる。

 液晶モニターはEX-H10からスペックアップ。3型23万ドットから3型46万ドットになった。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。バッテリーはNP-90で、撮影可能枚数はEX-H10と同じく約1,000コマとなっている。

 本体サイズは102×28×61mm(幅×奥行き×高さ)、重量は176.6g(本体のみ)、233.1g(バッテリーおよびメモリーカード込み)。



(本誌:折本幸治)

2010/1/7 14:05