「キヤノン大撮影会」に950人が参加


開会式の様子

 キヤノンは3日、プロカメラマンを講師に迎えた撮影会「キヤノン大撮影会」を神奈川県横浜市の「こどもの国」で開催し、950人が参加した。

 恒例の写真イベント「キヤノンフォトフェスティバル2009」のひとつとして実施したもので、プロカメラマン8名を講師に迎え、午前・午後の2回に分けて撮影会を行なうイベント。来場者数は950名。人物撮影を行なうコースには13名のモデルが同行した。

 当日はコースごとに「エンジョイフォトコース」、「ネイチャーコース」、「ポートレートコース」の3つの撮影会が開講。

 エンジョイフォトコースの講師は、日下潤一氏が担当した。このコースのみ30名の定員制で、参加もカメラ初心者に限定。撮影した作品へのコメント指導も実施した。モデルの撮影を行ないながら、カメラの使い方を覚える趣向。日下氏は、EOS Kissシリーズなどを例に、撮影モードの選び方などを解説した。例えばまずはポートレートモードを選択し、細かな設定はカメラに任せながらも「構図とシャッターチャンスだけはオートがない」といったアドバイスもあった。

日下潤一氏エンジョイフォトコースの様子

 ポートレートコースは、講師のアドバイスを聞きながら実際にモデル撮影を行なうというスタイル。それぞれモデル2名とコースを回りながら撮影を行なっていた。講師は齊藤康一氏、佐藤正三氏、長野博文氏、伏見行介氏、山田愼二氏、横木安良夫氏。

横木安良夫氏齋藤康一氏
佐藤正三氏伏見行介氏
ポートレートコースの様子

 ネイチャーコースは撮影範囲に制限を設けず、園内一帯を移動しながらポイントごとに撮影。講師は米美知子氏。参加者は米氏のあとに続いて園内を回り、思い思いに撮影を行なっていた。講師と参加者の多くが次のポイントに移動した後も、その場でシャッターチャンスを待つ参加者の姿も多く見られた。


米美知子氏ネイチャーフォトコースの様子

参加者に撮影のポイントを解説する米氏

 また会場には、EOSボディ、EFレンズを無料でレンタルできる「カメラ・レンズ貸出コーナー」を設置していた。ボディの貸し出しはEOS 5D Mark II、EOS 7D、EOS 50D。100台以上を用意していたにもかかわらず、早々に在庫切れになったという。

カメラ・レンズ貸し出しコーナー貸し出しコーナーに並ぶ参加者の列
貸し出し機材の一部人気が集中した機材は早くになくなっていた

 撮影会が終了すると、参加者は「ダイレクトプリントコーナー」を訪れ、コースで撮影した写真を早速プリントしていた。撮影に使用したEOS Digitalを持参すると、キヤノンのインクジェットプリンターPIXUSにUSB接続し、2Lサイズを無料で2枚プリントできる。順番待ちの列には、カメラを操作しながらお気に入りの写真を探す参加者の姿が多く見られた。

ダイレクトプリントコーナーEOS Digitalを持参すると、2枚まで無料でプリントできる

 なお、会場にはサンディスクがブースを出展。撮影会の後にメモリーカードが当たる抽選会を行なった。入場時に配布したチラシすべてに抽選番号が振られており、当選者には「サンディスクエクストリームプロ コンパクトフラッシュ16GB」、「サンディスクエクストリーム コンパクトフラッシュ8GB」、「エクストリームSDHCカード8GB」が贈られた。

サンディスクマーケティング部の宮本貴通氏抽選会の様子

関連記事
キヤノン、「フォトフェスティバル2009」の申込みを開始 (2009/10/5)
キヤノン、「フォトフェスティバル2009」を開催 (2009/10/1)

(本誌:鈴木誠)

2009/11/4 18:31