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ニコン、光ガラスと共同開発した高性能保護フィルター「ARCREST」を発売
片面反射率を約0.1%に低減 検証済みの対応レンズも公開
2017年5月31日 13:56
ニコンイメージングジャパンは、「ARCREST PROTECTION FILTER」を6月30日に発売する。サイズと希望小売価格は67mmが税別1万1,000円、72mmが税別1万2,000円、77mmは税別1万3,500円、82mmは税別1万7,750円、95mmは税別2万9,500円。
ニコンイメージングジャパンと光ガラスの共同で企画開発した製品。CP+2017のニコンブースで「高性能レンズ保護フィルター」として予告していた。
光ガラスはニコンのニッコールレンズに使われる光学ガラスを製造していることで知られ、ARCRESTフィルターのガラスに関する技術ノウハウで協力したという。
特徴として、片面反射率を約0.1%に維持する「ゼロワンARコート」がゴーストの発生を抑え、ニュートンリング1本以下という面精度がレンズ本来の解像力を損なわないという。
また、金枠の組み立て方に新しく「フラットプレーンシステム」を採用。ガラスの押さえ方に工夫を施し、組み立て後の面の歪みも抑えている。フレーム厚は超広角レンズでもケラレが起きないという3.4mm(95mmは3.9mm)とした。
レンズメーカー純正ならではのポイントとして、実際にニッコールレンズと組み合わせてケラレなどの問題を検証。使用に問題のないレンズを製品ページにリストアップしている。