ニュース

ニコン、光ガラスと共同開発した高性能保護フィルター「ARCREST」を発売

片面反射率を約0.1%に低減 検証済みの対応レンズも公開

ニコンイメージングジャパンは、「ARCREST PROTECTION FILTER」を6月30日に発売する。サイズと希望小売価格は67mmが税別1万1,000円、72mmが税別1万2,000円、77mmは税別1万3,500円、82mmは税別1万7,750円、95mmは税別2万9,500円。

ニコンイメージングジャパンと光ガラスの共同で企画開発した製品。CP+2017のニコンブースで「高性能レンズ保護フィルター」として予告していた。

光ガラスはニコンのニッコールレンズに使われる光学ガラスを製造していることで知られ、ARCRESTフィルターのガラスに関する技術ノウハウで協力したという。

特徴として、片面反射率を約0.1%に維持する「ゼロワンARコート」がゴーストの発生を抑え、ニュートンリング1本以下という面精度がレンズ本来の解像力を損なわないという。

また、金枠の組み立て方に新しく「フラットプレーンシステム」を採用。ガラスの押さえ方に工夫を施し、組み立て後の面の歪みも抑えている。フレーム厚は超広角レンズでもケラレが起きないという3.4mm(95mmは3.9mm)とした。

撥水・撥油コートも施した

レンズメーカー純正ならではのポイントとして、実際にニッコールレンズと組み合わせてケラレなどの問題を検証。使用に問題のないレンズを製品ページにリストアップしている。

本誌:鈴木誠