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キヤノン「EF50mm F1.8 II」の模倣品が見つかる

CANONロゴを不正使用 コピー元は1世代前の“撒き餌レンズ”

(参考)正規品のEF50mm F1.8 II。

キヤノンは12月13日、交換レンズ「EF50mm F1.8 II」の模倣品が海外サービス拠点に修理依頼として持ち込まれる事例を確認したと発表した。

この模倣品は同社製では無いにもかかわらず、キヤノンのロゴや商標を不正に表示しているという。

ユーザーが判別可能な差異としては、マウント部分の社名表記で正規品は「CANON」と「INC.」の間にスペースがあるのに対して、模倣品はスペースが無い。なお、正規品であるかの判定は同社が有償で行う。

確認された模倣品は見た目は精巧に模造されているとのことだが、部品や電気回路は純正品と異なり各国の安全基準などが保証されていないという。

同社では模倣品の使用に起因する事象に関して責任を負わないとして、注意を呼びかけている。これまでにも、同社製のクリップオンストロボやバッテリーで模倣品が確認されている。

EF50mm F1.8 IIは、35mmフルサイズに対応する一眼レフカメラ用レンズ。1990年に発売され、実売1万円を切る価格から“撒き餌レンズ”と呼ばた。後継品のEF50mm F1.8 STMが2015年に登場し、EF50mm F1.8 IIの国内販売は終了している。