スマホ写真のプリントも! 原宿に新感覚の写真店がオープン

2月7日、原宿に富士フイルムの直営写真店「WONDER PHOTO SHOP」がオープンしました。

原宿といえば、最新のファッションやカルチャーが集結し若者たちで賑わう街。まさに「WONDER PHOTO SHOP」は若い世代、とりわけ若い女性をターゲットとしたセンスあふれる店づくりとなっています。

店は、明治通りに面した6階建てビルの1、2階に構えます。

昨今、こうしたおしゃれな写真屋さんは都市部を中心に増えてきていますが、そんな中で「WONDER PHOTO SHOP」を特徴づけるのは、「スマホ時代」にマッチした新しい写真製品・サービスを提供している点です。

スマートフォンユーザーは年々増加の一途をたどっています。2013年11月には日本国内のスマホ保有率は5割を超え、10代後半と20代では8割以上がスマホを所有しているとの調査結果があります(2013年11月博報堂DYレポートより)。スマホで写真撮影をする機会も多く、20代女性では約2割が毎日スマホで撮影をしているということです。

10代後半ではなんと87.3%もの人がスマートフォンを持っています。
20代女性では約2割が毎日スマートフォンで撮影をしています。

では、具体的に店ではどのようなサービスが提供されるのでしょうか。どんな商品を取り扱うのでしょうか。

オープン前日に開催された内覧会の様子より、店内の雰囲気とサービス内容をお伝えします。

1階に足を踏み入れると、数々の写真と雑貨が目に飛び込んできました。

木をふんだんに使った内装は落ち着いたムードで、カフェや雑貨店を連想させます。

それもそのはず、実際に店はカフェをイメージして作られています。フロア中央には円形のカウンターテーブルが設置され、ハイチェアに腰かけてプリントを注文できるようになっています。

木を使った温かみのある空間にバラエティ豊かな商品や写真がたくさん。ワクワクしてきます。
木のモチーフにつり下げられた写真。写真の飾り方に感心させられます。
カウンターテーブルにはプリント注文端末が設置。スタッフがエプロンに蝶ネクタイという装いで客を迎えてくれます。

プリントの注文では、ましかくプリントを含めた各種サイズ、紙の種類、フチ有り/フチ無しなどが選べます。イメージ調整もきめ細かくスタッフが対応してくれるので安心です。

また、モニターを見ながら自分でプリントの注文ができる端末も店内各所に設置され、スマートフォンからWi-Fiを使ってすぐにプリントすることが可能です。

ペアシートの端末コーナー。友だちと、恋人と仲良く並んでプリント注文できます。
1階の壁面を飾るプリントは店のスタッフが撮影した写真です。こんなに素敵な写真を撮るスタッフなら、プリントのアドバイスも安心して受けられますね。

同店では、富士フイルムが今春より順次スタートする新たなプリントサービスもいち早く体験することができます。

たとえば、おしゃれなデザインテンプレートと写真画像を組み合わせることができる「デザイナーズプリント」、光沢を抑えた用紙を使った「マットプリント」、1枚のプリントに縮小した画像を複数配置した「ミニプリント」など。さらに、従来のシャッフルプリントは、背景色に新たな5色加わりました。

また、スマートフォンで撮影した動画からアプリを使って静止画を切り出してプリントできる「動画プリント」、プリントに専用ビュアーアプリを起動したスマートフォンをかざすと、画面に映し出されたプリントがあたかも動き出して見える「うごく動画プリントAR」など、今までになかった新感覚のプリントサービスがスタートし、ますますプリントの楽しみは広がっていきます。

(まだ始まっていないサービスもありますので、開始時期や料金については、お店の方に聞いてみてください)

全100種類のデザインフレームが選べるデザイナーズプリント。企業やクリエイターとのコラボによって生まれたデザインです。
WONDER PHOTO SHOP限定のサービス、「WONDER PHOTO SERVICE」は、プリントに封筒とメッセージカードをセットにして販売するもの。贈り物にピッタリです。

1階の奥は写真用品・雑貨のコーナーです。カメラからフレームまで、写真を「撮る、残す、飾る、贈る」ためのさまざまな写真用品があふれるばかりに並んでいます。

選りすぐりの商品たち。どこを見てもおしゃれなものばかりです。
カメラケースやストラップ。センスある品がセレクトされています。
カメラも販売しています。カジュアルさが人気のチェキから高品位なXシリーズまで手に取って体感することができます。
アルバム作りに便利なスタンプやシールなども豊富に取り揃えています。
カラフルなマスキングテープ。140円〜という価格なのでつい買い込んでしまいそう。
写真フレームには実際に写真を入れて、飾る楽しみを伝えてくれます。プリントのヒントやフレームの選び方などが手書きで添えられているのもうれしいですね。

2階は、1階と比べると空間を広く取り、よりゆったりとしたムードです。

窓辺には大きなテーブルが置かれ、ペンやマスキングテープなどの写真をデコレーションするためのものが用意されています。お店でプリントを注文した人なら誰でも自由に使うことができます。

2階では、スマートフォンによる撮影教室やワークショップなども今後開催していく予定だそうです。
友だち同士でアルバム作りしてみてはいかが。サンプルのアルバムが置いてあるので、初めての人でも安心です。
テーブル脇の棚には雑誌とコーヒーメーカーが用意されています。コーヒーを片手にアルバムを作ったり、雑誌を眺めたり。ゆったりとした時間を過ごすことができます。
気になるカメラは触ってから買いたいもの。ここでは実際にカメラに触れて試してみることができます。

2階奥には、セルフ撮影ができるスタジオを設置しています。仲間とカジュアルなポートレートを撮ったり証明写真を撮ったり、誰にも邪魔されることなく撮影を楽しめます。

利用料金は1人10分間1,500円。2人以上で利用する場合は、2人目以降、1人につき500円が加算されます。

カメラも照明もセット済みなので、撮影の知識や技術がなくても満足のいく仕上がりになります。
カメラが捉える画像が正面のモニターに映し出されます。仕上がりを確認しながら撮影できるので、簡単です。
撮影はケーブルレリーズを押して行ないます。こんなアクティブな撮影だってキレイに写してくれます。

2階でひときわ目を引くのは、写真がたくさん貼られた大きな黒板です。

こちらは展示スペースとなっており、季節ごとにテーマを設け、コンテスト形式で選ばれた写真が展示されます。現在開催中の展示テーマは「WONDER PHOTO & LOVE」です。

整然と並べられるのではなく、手書きのコメントを添えて散りばめられたレイアウトがすてきです。

また、手前のテーブルには、展示テーマに合わせた雑貨が賑やかにディスプレイされています。もちろん、購入も可能です。

バレンタインデーを直前に控えて、贈り物にできそうなものがたくさん。
黒板の下には、自宅のリビングのようなムードを醸し出す木目調の棚。写真や小物の飾り方の参考になります。
フォトブックのサンプルを手に取って見ることができます。

写真の楽しみ方って、たくさんあるんだ ーー

「WONDER PHOTO SHOP」はそんなことに気づかせてくれるお店です。

スマホで毎日写真を撮っている人たちはもちろん、写真を見るのが好きという人、手作りが好きだという人、そして筋金入りのカメラファンも、それぞれ自分に合った楽しみ方を見つけることがきっとできるはずです。

  • WONDER PHOTO SHOP
  • ・住所:東京都渋谷区神宮前6-29-4
  • ・営業時間:11時から20時まで 年末年始を除き無休
  • ・電話番号:03-6427-9703
(2014/2/8)
1976年生まれ。カメラ誌出版社を経てフリー。カメラ雑誌や書籍での撮影・執筆を中心に、保育雑誌での撮影、その他依頼撮影などに従事。カメラはデジタル一眼レフと各種フィルムカメラを愛用し、フィルムカメラでは特にパノラマカメラHORIZONや中判カメラHASSELBLADがお気に入り。撮影テーマは、郊外、自然・アウトドア、子どもなど。ブログ:http://bashinote.blog.fc2.com