手持ち/三脚の両方でシャープに写したい
写真のブレには、“カメラブレ”と言われる撮影者側が要因のブレと、“被写体ブレ”という被写体の動きが要因となるブレの2種類がある。カメラの性能を引き出す前提として意識すべきは前者で、手ブレや三脚ブレなど、描写に大きく影響する。今回はそんなカメラブレを抑える方法について、手持ち撮影と三脚撮影のそれぞれで見てみよう。
手持ち/三脚の両方でシャープに写したい
写真のブレには、“カメラブレ”と言われる撮影者側が要因のブレと、“被写体ブレ”という被写体の動きが要因となるブレの2種類がある。カメラの性能を引き出す前提として意識すべきは前者で、手ブレや三脚ブレなど、描写に大きく影響する。今回はそんなカメラブレを抑える方法について、手持ち撮影と三脚撮影のそれぞれで見てみよう。
AF/MFの両方を使いこなす
撮影後にカメラの液晶モニターで見た時は気にならなかったのに、帰宅してパソコンのモニターで大きく拡大してみたらピントが緩く感じられた経験はないだろうか。これが超高画素機になると、わずかなピントの甘さがより描写に影響してくる。では、精度の高いピント合わせを行うにはどうすればよいか?というのが今回のテーマだ。
新旧規格のメディアで驚きの差が!
デジタルカメラの画素数は年々増加しており、最近では35mmフィルムサイズ相当ながら5,000万画素を超える撮像素子を搭載した製品も登場している。機動性の高いカメラでも細部まで余さず写し撮りたいというカメラマンとメーカーの執念が結実した感があるが、当然ながらそのデータ量は半端ではない。何しろRAW撮影時のデータは1ファイルで40~60MBほどになるのだ。容量の小さな記録メディアでは、それこそあっという間に容量を使い尽くしてしまうだろう。
RAW現像用ハイスペックPCをBTOで組んでみた
今年、デジタル一眼カメラはキヤノンEOS 5Ds/5Ds R、そしてソニーα7R IIの登場により、ついに超高画素モデルの時代へと突入した。これまで中判デジタルカメラの領域であった高解像度の画像が、35mm判フルサイズ機でも得られるようになったことは写真表現の可能性を大きく広めてくれることにつながるだろう。しかし解像度が高くなるのに伴い、画像1ファイルあたりのデータ量も比例して大きくなる。
そのトレンドと基礎知識を再チェック
現在のデジタルカメラのトレンドのひとつに、3,000万画素を超える超高画素モデルの存在があるだろう。有効3,600万画素のニコンD800/D800Eにはじまり、ソニーα7R、ニコンD810という顔ぶれだったが、さらにこの夏、有効5,060万画素のキヤノンEOS 5Ds/EOS 5Ds Rや、有効4,240万画素のソニーα7R IIが相次いで発売され、活況を呈している。いずれも高解像度を活かした圧倒的な解像感を誇る。