写真展告知

野口久光×渡辺貞夫写真展: ”まなざしの先に” -時空を超えたフォトセッション-

一般財団法人 服部真二 文化・スポーツ財団(理事長 服部真二)と株式会社 和光(代表取締役社長 石井 俊太郎)は、「野口久光×渡辺貞夫 写真展 “まなざしの先に” -時空を超えたフォトセッション-」を8月15日(木)より銀座 和光ホールにて共催いたします。

日本のグラフィックデザイン界の草分け的な存在で、1950年代の映画黄金期に1000枚を超える名作ポスターを手掛けた野口久光さん(1909~1994)と、独自のスタイルで世界的に活躍している日本を代表するジャズ音楽家の渡辺貞夫さんによるフォトセッション(写真展)を初めて開催いたします。

お二人は同郷であり、野口さんがジャズ評論家の第一人者でもあったことから、年齢差を超えて音楽に対する真摯な姿勢や人間性で互いに終生変わらない友情と尊敬の念を持ち続けていました。そして共通の趣味はプロも称賛する腕前の「写真」。お二人とも自然体で撮影することで、被写体も生き生きとしたありのままの姿で映し撮られています。今展では、野口さんは1956年のパリなどを、渡辺さんは1970年代を中心とするアフリカなどで撮影した写真約80点が展観されます。お二人の愛情豊かな“まなざし”が切り取った写真は時空を超えて、私たちを温かく、優しく包み込む魅力があります。ぜひご高覧ください。

写真展情報

会場

和光ホール
東京都中央区銀座4-5-11

開催期間

2019年8月15日(木)~8月21日(水)

開催時間

10時30分~19時00分(最終日は17時00分まで)

共催

一般財団法人 服部真二 文化・スポーツ財団
株式会社 和光

協賛

株式会社 山野楽器
ライカカメラジャパン株式会社
株式会社 教文館
一般社団法人 アフリカ協会

企画協力

エムアンドエムスタジオ
NPO法人 古き良き文化を継承する会

ギャラリートーク

8月15日(木)14時00分~15時00分

作者プロフィール(敬称略・順不同)

野口久光

1909年 栃木県宇都宮市に生まれる
1933年 東京美術学校(現・東京藝術大学)⼯芸部図案科卒業、卒業制作7点買上げ欧州映画の輸入配給を手掛ける東和商事に入社、名作映画ポスターを制作
1942年 映画臨戦体制により東和商事解散のため中華電影へ転出、上海へ渡る
1951年 東和映画の宣伝部へ入社、欧州映画黄金時代の傑作ポスターを数多く制作(1970年に退社)、音楽評論にも健筆をふるい、ジャズ、ミュージカルについても第一人者として活躍
1978年 紫綬褒章受章
1983年 勲四等・旭日小綬章受章
日米ジャズ、ミュージカルの橋渡し役の貢献からニュー・オリンズ名誉市民に選ばれる
1994年 没 享年84歳

渡辺貞夫

1933年 2月1日 栃木県宇都宮市に生まれる
1951年 高校卒業後上京、アルトサックスに変更し本格的に音楽活動を始める
1962年 米国ボストン・バークリー音楽院に留学。ゲイリー・マクファーランド、チコ・ハミルトンのバンド・メンバーとして米国ツアーに参加
1965年 帰国後、日本のジャズ界に新風をもたらし、国内外での演奏活動、アルバム制作を精力的に行う。ブラジル音楽を取り上げ、ボサノバ・ブーム到来
1978年 『カリフォルニア・シャワー』の大ヒットにより、ジャズが幅広い層に支持される
1980年 「渡辺貞夫リサイタル・アット武道館」を開催し3万人を動員。米国の大手レコード会社CBSと契約。本格的な海外進出を果たす
1983年 WEA移籍後、アルバムはビルボード誌の全米ジャズチャート上位に度々ランキングされ、「サダオ・ワタナベ」の名を世界中に知らしめる
2005年 愛知万博「愛・地球博」政府出展事業の総合監督を務め、世界の子供達400人が集う
「Share the World Concert」をプロデュース。⻑年の活動に対し旭日小綬章受章

現在も国内外での公演、アルバム制作、写真集出版、写真展、被災地支援、チャリティ公演、後進の育成など多岐にわたる活動を続ける。生涯現役プレイヤーのその姿は世界中の老若男女に勇気と感動を与えている。