コダック、カラーネガフィルム「プロフェッショナルポートラ160」をリニューアル

　コダックと加賀ハイテックは、カラーネガフィルム「新コダック プロフェッショナルポートラ160」を5月に発売する。価格は、8×10シート10枚入りが1万2,505円、4×5シート10枚入りが3,370円、220サイズ5本入りが5,439円、120サイズ5本入りが2,782円。35mmサイズ36枚撮り5本入りが3,969円。8×10サイズは特注品となる。

プロフェッショナルポートラ160

　2006年に発売した「プロフェッショナルポートラ160 NC」および「同160 VC」に替わる新製品。映画用の「コダックVISION」フィルムの技術を使用したほか、現行品よりも感光性物質（ハロゲン化銀）を微粒子化することで、大伸ばし性能を改良した。現行のプロフェッショナルポートラ160 NCおよび同160 VCは在庫限りで終了となる。

　ハロゲン化銀粒子を微粒子化するため、乳剤面に吸着させた分光増感色素層に、さらにもう1層の分光増感色素を吸着することで光の吸収効率を高める「アンテナダイセンシタイゼーション」技術を採用した。光の吸収効率が向上することで、同一感度でハロゲン化銀粒子を小さくすることが可能となった。同技術は、発売済みの「プロフェッショナルNewポートラ800」でも使われている。

　また、乳剤には立方体状の「アドバンストキュービック乳剤粒子」を使用。現行のプロフェッショナルポートラ160 NCおよび同160 VCに使用している「T-粒子」（平板状）よりも感光効率を改善した。同社の「エクター100」に使用している技術。古くは「エクター25」にも使われていたという。