オリンパス、高速インクジェットプリンター事業を理想科学工業に譲渡

　オリンパス株式会社と株式会社岡谷オリンパスは28日、高速インクジェットプリンター事業を理想科学工業株式会社に譲渡すると発表した。譲渡日は3月31日。

　加えてオリンパスは、インクジェットプリンター開発企業であるオルテック株式の保有株式をすべて理想科学工業に譲渡すると発表した。オリンパスと理想科学工業は2003年9月、合弁でオルテックを設立。持株比率はオリンパス50%、理想科学工業50%だった。以後、インクジェットプリンター事業は、オルテックが開発、岡谷オリンパスが製造を行なってきた。

　オリンパスでは「双方の企業価値を高めるために最善であると判断した」ためとしている。なお、譲渡の対象には、当該事業の従業員を含まない。譲渡価額は38億1,800万円。