ニコン、大口径中望遠レンズ「AF-S NIKKOR 85mm F1.4 G」

　ニコンは、大口径中望遠レンズ「AF-S NIKKOR 85mm F1.4 G」を9月2日に発売する。価格は22万5,750円。

AF-S NIKKOR 85mm F1.4 G

　特にポートレート撮影に適するという、新規光学設計の大口径中望遠単焦点レンズ。ゴーストやフレアに対して高い低減効果を発揮するという「ナノクリスタルコート」を採用した。35mmフルサイズのFXフォーマットに対応する。なお、現行の「Ai AF Nikkor 85mm F1.4 D IF」は併売する。

　AF駆動には超音波モーター「SWM」（Silent Wave Motor）を使用。AFでもマニュアル優先のフォーカスが可能な「M/A」モードも搭載する。新たにMF駆動機構を改良することで、MFのタイムラグ減少を図った。フォーカス時に全長が変化しないインナーフォーカス式となっている。

AF-S NIKKOR 85mm F1.4 G	レンズ構成図

同時発表のデジタル一眼レフカメラ「D3100」（DXフォーマット）に装着したところ	MTF曲線

　レンズ構成は9群10枚。最短撮影距離は0.85m。最大撮影倍率は0.12倍。絞りは円形の9枚羽根。フィルター径は77mm。同社APS-Cサイズ相当の撮像素子（DXフォーマット）を搭載したデジタル一眼レフカメラに装着した場合は、35mm判換算の焦点距離127.5mm相当となる。

　Ai AF Nikkor 85mm F1.4 D IFは絞りリングを備えていたが、AF-S NIKKOR 85mm F1.4 Gは「Gレンズ」となり絞りリングを省略した。

　サイズは86.5×84mm（最大径×全長）、重量は595g。バヨネットフード「LC-77」やソフトケース「CL-1118」などが付属する。

同梱のバヨネットフード「LC-77」（左）とソフトケース「CL-1118」（右）