ニコン、天体望遠鏡用アイピースとカメラブラケット用アタッチメントなど


NAV-SWシリーズ

 ニコンは、天体望遠鏡用アイピース「NAV-SW」シリーズおよび関連アクセサリーを25日より順次発売する。

 広視野角で長いアイレリーフを特徴とする天体望遠鏡用アイピース。いずれも国際標準規格の31.7mm径サイズで、見掛視界は72度。外観デザインはニッコールレンズ群と共通のローレットデザインを採用した。

 製品ラインナップと詳細は次の通り。

    
製品名焦点距離レンズ構成アイレリーフ視野径大きさ重量価格
NAV-5SW5mm6群8枚18mm6.3mm56.5×91mm300g39,900円
NAV-7SW7mm6群8枚17mm8.8mm56.5×78mm290g39,900円
NAV-10SW10mm6群8枚19mm12.6mm56.5×79mm300g39,900円
NAV-14SW14mm5群7枚18mm17.6mm56.5×77.5mm275g39,900円
NAV-17.5SW17.5mm5群8枚26mm22.0mm56.5×94.5mm365g45,150円
NAV-5SWNAV-7SWNAV-10SW
NAV-14SWNAV-17.5SW

 なお、アイピースの目当てを取り外し、「デジスコーピング」(DS)対応のアタッチメント「TSA-1」(2,625円)を装着することで、コンパクトデジタルカメラ用のニコンDSシステムブラケットの取り付けに対応する。ニコンフィールドスコープやファーブルフォトと共通規格で、月や惑星などをデジタル撮影できる。サイズと重量は、54.5×25g(径×全長)、25g。

TSA-1

 また、コンバーター「EiC-16」(2万1,000円)の利用で、アイピースの倍率を1.6倍とすることができる。NAV-SWシリーズに最適化した光学設計で、像面湾曲や非点隔差を良好に補正するという。31.7mmスリーブで、同一規格のアイピースも取り付け可能。

 レンズ構成は2群2枚、サイズと重量は50×71mm(最大径×全長)、90g。

 開発はニコンの子会社であるニコンビジョン。同社の地上望遠鏡「ニコンフィールドスコープ」で培った接眼レンズ技術を活かし、今回の製品で天体望遠鏡用アイピースの分野に参入した。

【2009年12月11日】「アイピースの焦点距離を1.6倍とすることができる」という記述を「アイピースの倍率を1.6倍とすることができる」 に改めました。

(本誌:鈴木誠)

2009/12/10 15:11