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AI写真編集プラットフォーム「Imagen」の編集機能が強化
編集・セレクト・納品の順序に縛られない新ワークフローも
2026年9月30日 12:43
ImagenAI Ltd.は9月29日(火)、AI写真編集プラットフォーム「Imagen」のアップデートを発表。各種新機能を同日より段階的に公開している。
Imagenとは、プロの写真家や映像クリエイター向けに、セレクトから編集、レタッチ、納品までのポストプロダクション全体をAIで支援するソフトウェア。フォトグラファー個々の編集スタイルをAIが学習し、大量の写真に対して一貫したトーンを自動で適用できる点が特徴となっている。
新機能となる「Intelligent Studio」の導入により、アップデート前後で写真編集のワークフローが大きく進化する。
従来のワークフローでは「セレクト→AI編集適用→Lightroomへ書き出して手動で微調整→納品」という不可逆で固定化された順序での進行が前提となっていた。Intelligent Studioではこの縛りが解消され、作業順序を自由に行き来できるようになったという。セレクトを完了する前に一部の写真を先行して編集したり、クライアント確認用のプレビューを先に作成して納品準備を進めたりと、状況に応じた柔軟な工程組みが可能となる。
また、Imagen内の編集機能も強化された。これまでは個別の微調整や仕上げを行うためにAdobe Lightroom Classicなどの外部編集ソフトを行き来する必要があったが、本アップデートによりImagen自身が本格的なRAW・JPEG手動エディター機能を統合。明るさや色、ディテール、パース補正、マスク処理などを同一ソフト内で完結できるようになり、ツール間を移動する手間やファイル書き出しのタイムロスを軽減している。Lightroom Classicを活用した編集も従来通り利用できる。
さらに、AI活用のアプローチも進化した。従来は手動での検索やタグ付け、個別のパラメータ指定が必要だった作業に対し、自然言語に対応した「AIアシスタント」を新搭載。「花嫁が写っている写真を探して、クローズアップのポートレートだけ肌をなめらかにして」といった複数の作業命令を、日本語を含むテキスト指示だけで検索から調整まで一括実行できる。
あわせて強化された「AIフィルター」により、人物やシーン、特定の撮影対象(主要人物の識別など)をもとに、膨大なカットの中から必要な写真を数秒で自動抽出することが可能となった。
AIの学習モデルにおいても、単に指示されたパラメーターを適用する従来の方式から、フォトグラファーがImagen内で行った編集操作やプレビュー用の仕上げ方、特定シーンでのパラメータ調整などを直接学習する独自AIモデルへと進化。作業を重ねるほどユーザー個々の思考やワークフローを理解し、次の操作を予測・補佐するアシスタントへと成長していくという。
料金体系についても今回の改定で仕組みが見直された。従来はAI編集の実行や適用など操作ごとに料金が発生していたのに対し、新システムではアプリ内での編集や試行錯誤を料金を気にせず自由に行うことができ、最終的に書き出す写真の枚数に対してのみ料金が発生する従量課金方式に変更されている。なお、個別の利用料金を気にせず使用できる月額定額プラン「Limitless」も引き続き提供される。



