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【CP+】浅沼商会、フード+レンズキャップの「Hoocap」など

ブローニーフィルム対応のハイエンドスキャナーも

 浅沼商会のブースでは、ブローニーフィルム対応のハイエンドフィルムスキャナーのほか、参考出品としてカラバリ三脚や動画用機材を展示していた。

 会場の広い通りに面する位置で、フードとレンズキャップの機能を兼ね備えた「Hoocap」(フーキャップ)をデモ展示。注目を集めていた。NEX用は実売2,980円前後、一眼レフ(キヤノン、ニコン)用は実売3,980円前後。いずれも発売済み。

キヤノン、ニコンの17-55mm F2.8に対応するモデル。フタの部分を回すと開く。機械で自動的に開閉するデモ展示を行なっていた
ソニーNEXの18-55mm、16mmに対応するモデル。フード部分を前後するとフタが連動する

 フィルムスキャナーは、ブローニー対応のハイエンド新製品「OpticFilm 120」が目玉。最大5,300dpi出力で、35mmスリーブ用、スライドマウント用、6×4.5cm、6×6cm、6×7cm、6×8/9cm、6×12cm用のマウントを用意する。赤外線を用いたホコリ・キズ検知機能を搭載。実売価格は27万8,000円前後の見込み。

OpticFilm 120
付属ソフトで自動のキズ補正処理を行なったところ。下が処理前、上が処理後

 単体でSDカードへ保存できる「Memorease ST」は、最大6×6cmまでのブローニーフィルムに対応。900万画素CMOSセンサーを採用し、スキャン解像度は1,100dpi(ブローニー)、2,200dpi(35mm)。ホコリ・キズの自動補正処理を行なわなければ1枚2〜3秒でスキャン可能。2月中旬に発売予定。店頭予想価格は2万4,800円前後の見込み。

本体の液晶モニターを見ながら1コマごとにスキャン可能

 そのほかにも、参考出品も含め、三脚のカラーバリエーション展示を実施。会場での反応を見て検討したいとしていた。

透明の樹脂パーツを採用したカラバリモデルを参考出品
全5色の「FY-583」は発売済み。人気色は季節によって変わるという

 また、同社として初めて取り扱う動画向け製品を参考展示。ムービー用ミニクレーンはカーボンパイプを採用しており、ウェイトの水を抜き、短くたたむことでコンパクトに持ち運べるという。発売が決まった場合、三脚から上の部分で6〜7万円になる見込みとしていた。

 手持ち撮影のスタビライザーも同様に発売検討中で、価格は6〜7万円を見込む。会場では通りすがりに立ち止まり、これらの操作感や価格について熱心に質問する来場者の姿を多く見かけた。

ムービー用ミニクレーンが注目を集めていた
手持ちのスタビライザーも参考展示
こちらも動画用途を意識した、一脚として使える製品。参考出品で発売の際は1万円前後となる見込み。脚部は3段だが、1つだけのナットを回すとグリップ部分を除く2段が反対方向へ広がるように素早く伸ばせる。アイレベルを超える全高
雲台経由で別売の脚部分とも組み合わせられる

(本誌:鈴木誠)