ジョージ・ハーレル写真展「Hollywood 1930-1940」

©The Estate of George Hurrell

この度、東京・京橋72Gallery にて、ジョージ・ハーレル写真展『Hollywood 1930-1940』を開催致します。ジョージ・ハーレルの名前は日本ではほとんど知られていませんが、ハリウッド映画の往年スターのポートレートを少しでも記憶していれば写真家ジョージ・ハーレルに辿り着きます。映画がサイレントからトーキー時代へ、その過渡期の激しい旋風は混乱を招きましたが、1930 年代にはハリウッド映画全盛期がスタートしました。観客のお目当ては、なんといってもお気に入りのスター。映画宣伝用の写真は大衆ファンを沸かせました。写真家には、グレタ・ガルボ専属のクラレンス・シンクレア・ブルやラズロー・ウィリンガー、特に本展で紹介するジョージ・ハーレルが知られています。ジョージ・ハーレルは「ハーレルスタイル」と言われるようにハーレル流の形式美を貫きました。スターに神秘性をもたせる美の表現は、当時のこだわりが計算されたハーレル照明技術に反映されています。ハーレルの仕事は30、40 年代に集中していますが、その夥しい数のアーカイブは今日、クラシックハリウッド写真を語る時の重要なかなめでもあります。今回はその中から、ハーレルの作品19 点を展示販売致します。

（写真展情報より）

　1月19日14時から内田ユキオ氏によるトークイベント「写真と映画」を行なう。要予約。