薬師洋行写真展「White Circus since 1969」(オリンパスギャラリー東京)


(c) 薬師 洋行


2012年シーズン、長年にわたってスキーワールドカップ取材を行ってきたことで FIS(国際スキー連盟)から「FISジャーナリストアワード」を受賞しました。これを記念し"薬師洋行 写真展『White Circus since 1969』"を開催する運びとなりました。

「スキーワールドカップ」

1967年シーズンから始まり『White Circus』と呼ばれるスキーワールドカップ。たしかに五輪の金メダリストは偉大なチャンピオンと言える。だが五輪は4年に一度のチャンスしかなく、一種目1カ国4名という出場制限もある。スキーワールドカップのようにシーズンを戦ってのチャンピオンが『真の王者』だろう。こうしてスキーワールドカップは発展、成長してきた。1969年シーズンから撮影し続けることになったスキーワールドカップの魅力は選手たちが見せるアクションと彼らが展開する喜怒哀楽のドラマ。またスキー、ブーツ、ウエア、ヘルメットなどマテリアルの変遷にも目を奪われる。「スタート台に立つともう後戻りはできず、誰にも頼れないんです」と言った選手がいた。スタートすると選手たちは「孤独な戦士」となる。

五輪が『夢』の世界とすれば、スキーワールドカップは『現実』。その現実の世界の選手たちを見届けるためシャッターを押し続けている。

約40点の写真で構成したこの写真展からワールドカップの変遷を感じ取ってもらえたら幸いである。

(写真展情報より)


  • 名称:= FISジャーナリストアワード受賞記念 = 薬師洋行写真展「White Circus since 1969」
  • 会場:オリンパスギャラリー東京(オリンパスプラザ東京内)
  • 住所:東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル1F・2F
  • 会期:2012年10月11日〜2012年10月17日
  • 時間:10時〜18時(最終日15時まで)
  • 休館:日曜・祝日

(本誌:折本幸治)

2012/9/26 19:15