時津剛写真展「DAYS FUKUSHIMA」(銀座ニコンサロン)



線量計を身につけ、被曝量を管理しながら生活する子どもたち。手入れもされず、雑草が伸び放題となった公園。先行きが見えない状況を嘆きながらも、牛の世話を続ける男性。そして、受け入れ先が見つからぬ、生活の痕跡である瓦礫と呼ばれる山……。

2011年3月11日。巨大な津波は多くの人命を奪い、福島第一原子力発電所の事故は多くの人々の生活の地を奪った。

それから一年余り。広範囲にわたって放射性物質に汚染された福島県では、今なお多くの被災者が避難生活を強いられ、目に見えぬ放射能への不安と隣り合わせの生活を送っている。

非日常が日常化する異常な環境の中、福島の人々は生きている。カラー36点。

(写真展情報より)

  • 名称:時津剛写真展「DAYS FUKUSHIMA」
  • 会場:銀座ニコンサロン
  • 住所:東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA(ストラータギンザ)1階・2階「ニコンプラザ銀座内」
  • 会期:2012年10月10日〜2012年10月23日
  • 時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:折本幸治)

2012/9/19 00:00