2012年上半期のミラーレス向け交換レンズは83%増。単焦点だけなら3倍に

　ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社は18日、「交換レンズ市場動向」と題したレポートを公開した。2012年上半期の交換レンズ販売は、前年比23％増の35万本。中でもミラーレスカメラ向けが伸長著しいという。

　国内における交換レンズ市場は、2010年に前年比8％増、2011年に同4％増と緩やかな右肩上がりで推移していたところ、2012年上半期は前年同期比23％増の35万本に。金額ベースでは22％増。

　同社は背景にレンズ交換式デジタルカメラの市場拡大があると見ており、特にミラーレスカメラが83％増（35万台）と増えたことを指摘している。それを裏付けるように、交換レンズのうちミラーレスカメラ向けだけを見ると、2012年上半期は数量で前年比172％増を記録。レンズ交換式デジタルカメラにおけるミラーレスカメラの数量構成比が40％を超えていることから、今後も拡大の余地は大きいとしている。

　レンズタイプ別では、単焦点レンズが数量で前年比47％増と好調。ミラーレスカメラ向けで見ると同314%増となっている。2010年の25%だったミラーレスカメラ向け交換レンズに占める単焦点レンズの数量構成比は、49％にまで達している。