ニコンサロン連続企画展 Remembrance 3.11 和田直樹「惨禍 -三陸沿岸部の定点記録-」(ニコンサロンbis大阪)


この写真展の作品は、東日本大震災の津波による三陸沿岸部の惨禍を、デジタル一眼レフカメラとシフトレンズの組み合わせる手法を用いて、パノラマ方式により即物的に捉えた定点記録写真である。
作者は、震災発生一週間後に現地に赴き、宮古、大槌、釜石、大船渡、気仙沼、南三陸、石巻など津波により甚大な被害を受けた被災地を克明に記録した。自然災害として津波の惨禍を一次的に捉えるだけではなく、その後も定期的に40地点で撮影を継続することにより、被災地の復興復旧の軌跡を提示するとともに、瓦礫が撤去され更地になり、雑草が生い茂る光景から、人間の生活圏の拡大による過失も示す、という逆説的な視点も浮上させている。カラー60点。
(写真展情報より引用)

  • 名称:ニコンサロン連続企画展 Remembrance 3.11 和田直樹「惨禍 -三陸沿岸部の定点記録-」
  • 会場:ニコンサロンbis大阪
  • 住所:大阪府大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
  • 会期:2012年3月22日~2012年3月28日
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休



(本誌:鈴木誠)

2012/3/8 00:00