オリンパス、光学30倍ズームレンズを搭載した「SP-800UZ」


SP-800UZ

 オリンパスは、光学30倍ズームレンズを搭載するデジタルカメラ「SP-800UZ」を3月に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円前後の見込み。

 35mm判換算の焦点距離28~840mm相当、開放F2.8~5.6の光学30倍ズームレンズを搭載するデジタルカメラ。世界最大のズーム比としていた「SP-590UZ」の26倍を超えるもので、30倍ズームの製品化は国内初と見られる。イメージセンサーシフト式の手ブレ補正機構も搭載。

 撮像素子は1/2.33型有効1,400万画素のCCD。感度はISO50~3200。


SP-800UZ

 被写体の顔を検知しピントと露出を合わせる「フェイス&バックコントロール」や、人物の顔をより美しく仕上げるという「ビューティーモード」を搭載。ガイド通りにカメラを動かすことでパノラマ撮影が可能な「カメラ内パノラマ合成」なども利用できる。

 またSP-590UZに引き続き、一眼レフカメラのようなボケ味を楽しめるという「背景ぼかし」や超望遠を利用した「野鳥モード」も備える。

 動画記録は最大1,280×720ピクセル/30fpsのMPEG-4に対応。テレビ用のリモコンで画像再生の操作を行なえる「HDMI出力・コントロール」を利用できる。

 液晶モニターはアスペクト比16:9の3型23万ドット。EVFは非搭載。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。2GBの内蔵メモリーも備える。

 PCから内蔵メモリーに書き戻した写真を「日付」や「シーンモード」といった撮影情報で検索・鑑賞できる「フォトサーフィン」を備える。さらに、同梱のPC用写真管理ソフト「[ib]」を使用することで、写真に撮影場所や人物情報を付加することができる。

 本体サイズは107.3×84.7×73.4mm(幅×奥行き×高さ)。撮影時重量は約418g。



(本誌:鈴木誠)

2010/2/2 15:33