SIRUI社、Lマウントアライアンスに新規加入

ライカカメラ社は3月20日（木）、中国の光学機器メーカーSIRUI社が「Lマウントアライアンス」に新たに加入したと発表した。これにより同アライアンスは9社体制となる。

2018年のフォトキナで発表されたLマウントアライアンス。これまでの加盟企業は創設メンバーのライカカメラ社、株式会社シグマ、パナソニック株式会社に加え、エルンスト・ライツ・ウェッツラー社、DJI社、アストロデザイン社、SAMYANG Optics社、Blackmagic Design社の計8社だった。

SIRUI Optical社の創業者で最高経営責任者（CEO）を務める李杰氏は「プライベートブランド、自社内で行う独自の技術開発、垂直統合による一貫したサプライチェーン、それに対応した低コストが強みのSIRUI社が加わることで、『Lマウントアライアンス』のレンズラインナップはより充実することになります。他とは一線を画す、高品質な『Lマウントレンズ』を市場に投入したいと思っています」と述べた。

Lマウント規格は35mmフルサイズのイメージセンサーをカバーする51.6mmのマウント径を採用。フランジバックが20mmと短いため光学機器の小型化が可能で、特に広角レンズの開発に有効とされる。耐摩耗性のあるステンレス製マウントと4つのフランジセグメントにより安定した装着性を実現し、規格化された電子接点によりレンズとカメラ間の円滑な通信を可能にしている。