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SILKYPIX Developer Studio Pro12が「GFX100S II」「X-T50」「Z6III」に対応

SILKYPIX Developer Studio Pro12

アドワー株式会社は、RAW現像ソフトウェア「SILKYPIX Developer Studio Pro12」の最新バージョン(Ver. 12.0.3.0)を10月17日(木)に公開した。対応機種の追加や機能の改善が行われている。

新たに対応したのは富士フイルムの「GFX100S II」と「X-T50」、ニコンの「Z6III」。富士フイルム製品においてはフィルムシミュレーション機能やRAWファイルの処理が可能になった。ただし、いずれの機種においてもHEIF形式には対応していない。

「選択コマを合成」機能の「ピクセルシフト撮影RAW合成」では、撮影時の振動によるずれを検出・低減する機能が追加された。また、富士フイルムのイメージセンサー「X-Trans CMOS」搭載機種での合成時に発生していたハイライト部の色づきの問題や、合成結果の画像が明るくなる問題も修正された。

キヤノンEOS R7のRAWファイル処理では、35mm焦点換算距離の計算が正しく行われない問題が修正された。これにより、シャープネスやノイズリダクション、画角などの初期値が変更となる。

併せて、「SILKYPIX Developer Studio Pro11」「SILKYPIX Developer Studio 11」(Ver.11.0.16.0/Ver.11.1.16.0)、および「SILKYPIX RAW Converter」(Ver.1.0.11.0)の最新版もリリースされた。これらのバージョンでも、前出の富士フイルム2機種、ニコン1機種に対応した。

「SILKYPIX RAW Converter」では、一部のキヤノンおよびニコンのコンパクトデジタルカメラで、変換後の画像に歪みが発生する問題も解決された。

本誌:佐藤拓