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ProGrade Digital、CFexpress 4.0規格準拠のType Aカード「IRIDIUM」が新登場

CFexpress 4.0 Type A対応のカードリーダーも同時発売

CFexpress 4.0 Type A IRIDIUM 480GB(左)、CFexpress 4.0 Type Aカードリーダー「PG09.6」(中)、CFexpress 4.0 Type A IRIDIUM 960GB(右)

ProGrade Digitalは7月10日(水)、CFexpress Type AカードのラインアップにCFexpress 4.0規格準拠のモデルを投入。「IRIDIUM(イリジウム)」と称した新シリーズを発売した。価格(税込)は460GBが6万4,000円、960GBが9万9,000円。

またそれに合わせて、CFexpress 4.0 Type A対応のシングルスロットカードリーダー「PG09.6」も同日に発売した。価格(税込)は1万6,500円。

新シリーズは「IRIDIUM(イリジウム)」

PCIe Gen4ベースのCFexpress 4.0規格に完全準拠したType Aカード。TLCメモリーを採用する。

対応カードリーダー「PG09.6」との組み合わせにおいて、最大読み取り速度1,800MB/秒、最大書き込み速度1,700MB/秒を実現。持続書き込み速度は800MB/秒(480GB)、1,450MB/秒(960GB)となっている。

VPG200に対応し、高精細動画の記録にも最適としている。

CFexpress 2.0対応カメラやカードリーダーで利用した場合には、GOLDカードと同等の性能を発揮するという。GOLDカードの最大読み込み速度は900MB/秒、最大書き込み速度は800MB/秒、持続書き込み速度は600MB/秒。

メンテナンスソフトウェア「Refresh Pro」にも対応する。

ProGrade DigitalのCFexpress Type Aカードにはこのほか、同じくTLCメモリーを採用する「GOLD」(240GB/480GB)と、pSLCメモリーを採用する「COBALT」(160GB)をラインアップしているが、これらはいずれもCFexpress 2.0規格に準拠したモデル。今回の「IRIDIUM」で、Type Aカードに初めてCFexpress 4.0準拠モデルを投入したことになる。

なお、7月11日(木)開始のAmazonプライムデーセール(先行セール含む)の対象製品に「IRIDIUM」も含まれている。

CFexpress 4.0 Type A対応カードリーダー

CFexpress 4.0 Type Aカードの高速性能を最大限に発揮させることのできるカードリーダー。USB4に対応している。

CFexpress 2.0 Type Aカードも利用可能。

USB-IF認証のUSB4対応ケーブル(0.7m)とメタルプレートが付属する。

メンテナンスソフトウェア「Refresh Pro」も利用可能だが、Macについては現在「ヘルス」機能のみに対応する。「サニタイズ」と「ファームウェアアップデート」の両機能については対応に向けて開発中という。Windowsはいずれの機能も利用できる。

本誌:宮本義朗