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映像業界向けに開発 車に詰め込める「天使のカゴ台車」

株式会社五常は、映像業界に特化したブラックカゴ台車の新シリーズ3製品を2024年2月に発売する。

通常、映像機材や音響機材の運搬には、車に積み込みやすく持ち運びに便利な「手押し台車」や「キャリーカート」が使用される。

しかし、これらの機器では、少量の機材しか積載できず、運搬中に荷物が崩れやすいという課題があった。

また、カゴ台車を利用すると、多くの機材を安全に運べる利点があるものの、標準サイズが1,700mmと大きく、車への積み込みが困難となっている。

さらに、撮影現場では目立たない黒色が好まれるのに対し、一般的なカゴ台車は白色であるため、業界のニーズとマッチしていない。

そこで同社では、小型(850×650×1,100mm、自重29kg)で両面折り畳み式の「天使のカゴ台車ブラック」(税込2万7,500円)を開発。

今回新たに、「天使のカゴ台車ブラック」を改良し、自重16kgに軽量化した「天使のカゴ台車Light ブラック」、一回り小型化した「天使のカゴ台車mini Light ブラック」、砂利道などの悪路に対応した「天使のカゴ台車ブラック タフキャスター仕様」の3つのモデルをラインナップした。

天使のカゴ台車Light ブラック

ベースの「天使のカゴ台車ブラック」がスチールなのに対し、アルミ素材を利用することで、軽量化を図ったモデル。

外形寸法は850×650×1,100mmと変わらないが、自重は13kgも軽い16kgとなっている。

  • 内形寸法:790×620×927mm
  • 折り畳み時:850×190×1,100mm
  • 耐荷重量:200kg
  • 価格:税込5万2,250円

天使のカゴ台車mini Light ブラック

アルミ素材を使用し、ベースの「天使のカゴ台車ブラック」から一回り小型化を図ったモデル。

幅と奥行きが140mm、高さが350mm小型化されているほか、アルミ素材の使用により自重が16kgも軽い13kgとなっている。

  • 外形寸法:710×480×850mm
  • 内形寸法:650×450×677mm
  • 折り畳み時:725×182×850mm
  • 耐荷重量:200kg
  • 価格:税込4万9,500円

天使のカゴ台車ブラック タフキャスター仕様

ベースとなる「天使のカゴ台車ブラック」のキャスターを、150mm径の4輪自在2輪ストッパー付きに改良したモデル。

キャスター表面の凹凸が衝撃を吸収し、より滑らかに荷物を運ぶことができるという。

  • 外形寸法:850×650×1,100mm
  • 内形寸法:790×620×850mm
  • 折り畳み時:850×190×1,100mm
  • 耐荷重量:500kg
  • 自重:約32kg
  • 価格:税込4万4,000円
飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。