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ライカ、アポクロマート補正の広角Mレンズ「アポ・ズミクロンM f2/35mm ASPH.」。税別96万円

ライカカメラジャパンは、交換レンズ「ライカ アポ・ズミクロン M f2/35mm ASPH.」(Leica APO-Summicron-M 1:2/35 ASPH.。11699)を3月下旬に発売する。希望小売価格は税別96万円。

2013年発売の「ライカ アポ・ズミクロン M f2/50mm ASPH.」が好評を博しているというアポ・ズミクロンMシリーズで、90mm、75mm、50mmに続く4本目。従来のレンズの限界を超える描写性能の実現を目標として開発してきたもので、現行の撮像素子はもちろん、今後新たな撮像素子が開発された場合でも高解像な描写が実現できるような性能を持ち合わせているという。

レンズ構成は5群10枚。非球面レンズ3枚(うち1枚は両面非球面)、異常部分分散ガラス6枚を用いて、広角レンズには珍しいというアポクロマート補正(色収差を最小限に抑える)を施した。絞りは11枚羽根で、ほぼ円形だという。

最短撮影距離は30cm。カメラの距離計には無限遠から70cmまで連動し、70cmの部分でフォーカスリングに軽い抵抗を感じられるという。近接でも高い描写力を発揮するというフローティング構造も採用。フォーカスリングの回転角は300度。

最大径×全長は約53×40.9mm(ねじ込み式のフードを含まず)。フード装着時の長さは約49.3mm。フィルターサイズはE39。

Leica Talk - LEICA APO-SUMMICRON-M 35 f/2 ASPH.
本誌:鈴木誠