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HIGH SPEED EXILIM EX-FC100(左)と、姉妹モデルの「同EX-FS10」(右)
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30コマ/秒連写とハイスピードムービーを搭載したスリム&コンパクトモデル。有効910万画素の1/2.3型CMOSセンサーに光学5倍ズームを搭載し、センサーシフト式の手ブレ補正機能も備えている。大手量販店の実勢価格は49,800円程度(+ポイント10%還元)。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色がある。
ちなみに、4月には姉妹モデルのEX-FS10も登場する。こちらはハイスピードシリーズのカードタイプで、奥行きわずか16.3mmのスリムボディーに35mm判換算38~114mm相当の光学3倍ズーム(手ブレ補正はなし)を搭載。撮像素子や連写、動画関連の機能は本機と同じで、実勢価格も大手量販店で49,800円(+ポイント10%還元)と同じだ。
■ 高速連写機能を搭載しながらもごく普通の薄型機のスタイルに
高倍率機らしい一眼レフライクなスタイルの上位モデルとは打って変わって、ごく普通のコンパクト機のスタイルで、サイズも重さも普通レベル。奥行きは22.6mm(レンズ基部の出っ張りは“突起部”あつかいであるらしい)と薄型で、胸ポケットやハンドバッグにもすんなりおさまってくれる。今回試用したホワイトは、ちょっときらきら感のある白にグロスを重ねたような仕上げで、しっとりとした光沢がある。
レンズは光学5倍ズーム。37~185mm相当でF3.6~4.5の明るさ。センサーシフト方式の手ブレ補正機能を内蔵していて、これがけっこうよく効く。水族館の中(ISO1600で1/10秒なんていう条件)で望遠撮影しても、まじめに構えさえすればけっこうブレにくいように感じた。
最短撮影距離は広角端の数字しか公表されていないが、ズーム操作を行なうと液晶モニター上に表示される(これけっこう便利)。通常モード時は広角端で40cm、望遠端で80cm。マクロモード時は広角端で3cm、望遠端で60cmになる。オートマクロ機能付きなので、通常モードのままでもマクロ撮影は可能だったりするが、花や小物などを撮るときは、マクロモードに切り替えたほうがピント合わせは早くなる。
なお、AFは常時ピント合わせ動作を行なうコンティニュアスAF(かすかながらレンズの作動音がするのと、バッテリーの消耗が早くなるというのはある)、1度とらえた被写体を追いつづける追尾AFも備えている。
記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。31.9MBの内蔵メモリーも備えている。バッテリーは容量1,300mAhのリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能コマ数は300コマ。おもしろがって連写したり動画撮影を繰り返していると300コマ分ぐらいあっという間に撮り切ってしまいそうだが、連写や動画時はストロボを発光させないのでわりと平気だったりする。静止画400コマ+動画30本ほど撮って、まだ半分以上容量が残っていた。
ただ、バッテリーとカードの出し入れが、少々やりづらく感じられた。カードは電池室ブタが近すぎて指がつかえるし、バッテリーは滑りがいまいちよくなくてロックレバーを押しているのに出てきてくれなかったりしたのが気になったところ。薄型化のツケなのかもしれない。
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37~185mm相当の光学5倍ズームを搭載。開放F値はF3.6-4.5で、まずまずの明るさといったところ
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センサーシフト方式の手ブレ補正機能を内蔵。感度アップによって被写体ブレを抑えるには「オート」または「被写体ブレ」にして、感度も「オート」にしておく必要がある
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ズーム操作を行なうと、最短撮影距離が表示される仕組み。そのときどきの画角で何cmまで寄れるかがはっきりわかるので便利だ
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記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。電池室ブタとの隙間があまりないせいか、出し入れがやりづらい感じ
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バッテリーは容量1,300mAhの「NP-40」。ホログラムシールが貼られている
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十字キーまわりの操作部。再生状態から撮影モードに戻るには赤いカメラのマークのボタンを押す必要がある。シャッターボタン半押しとかで撮影モードに切り替わらないのが不便
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■ いいと思った瞬間を記録できる「タイムラグ補正」
本機(と言うか、本シリーズ)の売りのひとつが高速連写だ。記録画素数は約595万画素(2816×2112ピクセル)以下に制限されるものの、ハイエンドのデジタル一眼レフをはるかに上まわる最高30コマ/秒、最大30コマの超高速連写が可能だ。それはそれですごいことなのだが、本機のいいところは、きちんとシャッターチャンスをとらえるための工夫がいろいろとなされていること。
例えば、近づいてくる電車を撮るときは、「パスト連写」の設定をめいっぱい過去側(シャッターボタンを押した瞬間から-25コマ~+5コマ)にしておいて、ちょうどいい大きさのところで指を離すようにすると、けっこううまくおさまってくれる。また、来るのがわかっているシャッターチャンスだけをばっちりのタイミングで切り取りたいなら「スローモーションビュー」が役立ってくれる。ライブビューの映像表示をスローモーションにしてくれるので、幅跳びの踏みきりの瞬間とか、ゴルフのインパクトの瞬間とかをつかまえやすい。
おもしろいのが「タイムラグ補正」機能。「パスト連写」の1コマ撮りバージョンとも言うべきもので、シャッターボタンを全押しした瞬間から指定した時間分だけ遡った過去の映像を記録するようになっている。
コンパクト機で一般的なライブビュー撮影の場合、撮像素子に映った像をカメラ内で処理してから液晶モニターに表示する関係で、どうしても多少のタイムラグが生じてしまう。筆者はこれを“表示のタイムラグ”と呼んでいて、その長さは機種によって多少異なるものの、おおざっぱには0.1~0.2秒程度。つまり、液晶モニターに表示されているのは、0.1~0.2秒程度過去の映像なわけだ。
液晶モニターを見ながら「あ、いいな」と思ってシャッターボタンを押したとする。そのときにはすでに「いいな」と思った瞬間から0.1~0.2秒経っているのだから、タイミングがばっちりズレた写真が撮れることになるわけだ。
で、「タイムラグ補正」を、例えば「-0.2秒」に設定すると、バッファメモリーにためてあったデータの中からシャッターボタンを全押しした瞬間の0.2秒前の「あ、いいな」と思った瞬間の映像を取り出してきてカードに記録してくれる。つまり、タイミングばっちりの写真が簡単に撮れるのである。
まあ、それなりに練習は必要だろうし、補正できる時間は-0.1秒、-0.2秒、-0.3秒の3段階しかないので、タイムラグを完全にゼロにできるわけではないが、プロ仕様の高級一眼レフ並み(もしかしたら上まわる可能性もある)のハイレスポンスで撮れるのだからおもしろい。子どもやペットが動きまわっているところを撮りたいなんていう人にはぴったりの機能ではないかと思う。
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このボタンを押すと最高30コマ/秒の高速連写が可能になる。キヤノン「EOS-1D Mark III」の3倍のスピードっていうのはすごい
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記録画素数は「6M(2,816×2,112ピクセル)」以下に制限される。と言っても、普通のインクジェットプリンターなら十分な解像度だったりする
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連写スピードの選択画面
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こちらは連写できるコマ数の設定。30コマ/秒で30コマなら1秒間、15コマ/秒なら2秒間の連写となる
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「パスト連写」の設定画面。写真の状態だと、シャッターボタンを全押ししたその前の10コマと後の20コマを記録しますよ、という意味
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左手側上にある「スローモーションビュー」ボタン
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「スローモーションビュー」をオンにすると、ライブビューからゆっくり映像に切り替わる。で、撮りたい瞬間にシャッターボタンを押せば、その瞬間が記録できるというわけ
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スローモーションのスピードの設定画面。好みなどに合わせて選んでおく
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新機能の「タイムラグ補正」。「あ、いいな」と思ってからシャッターボタンを押す指が動くまでにかかる時間は個人差があるからということだろう、さかのぼる時間を「-0.1秒」、「-0.2秒」、「-0.3秒」から選べる
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連写した一連の画像は再生時には「スタック」にまとめてくれる。なので、ばりばり連写しても画像探しがらくちん
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連写した画像はムービーっぽく再生してくれる。被写体の動きをさくっと見られるのでけっこう楽しい
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■ 普通のカメラには不可能な映像が撮れる
連写と並んで楽しいのが動画機能。普通の音声付き動画(640×480ピクセル・30fpsのスタンダード、1,280×720ピクセル・30fpsのハイビジョンの2モード)に加えて、スローモーションが撮れるハイスピードムービーが可能だ。
ハイスピードムービーは、480×360ピクセル・210fps、224×168ピクセルの420fps、224×64ピクセル・1,000fpsの3モードのほか、撮影中にフレームレートを切り替えられる「30-210fps」がある(画素数は480×360ピクセル)。撮影開始時点では30fpsしか選べないが、撮影中に十字キーの左右キーを押すと210fpsに切り替えられる(もちろん、30fpsに戻すこともできる)。動きの中のじっくり見せたい一部分だけをスローモーションにしたりとかできるので、ドラマチックな映像がつくれる。
筆者個人としては、実用的に遊べるのは210fpsだけかなぁというのが正直なところ。420fpsの約3.8万画素とか1,000fpsの約1.4万画素(単位が“メガ”じゃないところに注目)の解像度では画面が小さすぎてさびしいし、かといってパソコンの画面いっぱいに拡大してもボケボケになるだけで、なにが写ってるんだかよくわからない状態になりかねない。
とは言え、普通のカメラには絶対不可能な映像が手軽に撮れるのは大きな魅力。210fpsだけでも個人的には十分楽しめると思う。
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背面右手側上部にある動画専用のシャッターボタン。切り替え操作なしで静止画と動画を撮りわけられるのは便利だ
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通常動画(音声付き)の解像度は「HD」(1,280×720ピクセル・30fps)または「STD」(640×480ピクセル・30fps)から選べる
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こちらはハイスピードムービー(音声なし)の解像度選択画面。フレームレートを高くすると画素数が少なくなるのが微妙なところ
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動画を「HD」や「1,000fps」にしているときは、画面に写る範囲がわかるようにしてある。ただし、けっこう薄いので条件によっては見落としやすいので要注意だ
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動画再生中の画面。十字キーの左右キーで再生スピードを変えられる。ハイスピードで撮った動画をさらにスロー再生できたりするのでおもしろい
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■ まとめ
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露出補正時の表示はあまり気に入っていない点。何度か書いたことだけれど、見たいのは露出補正値じゃなくて、画面の明るさがどう変化したかなのであって、表示が被写体を見る邪魔をするのは迷惑なのだ
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薄型コンパクトボディーでレンズは光学5倍ズーム。広角側が37mm止まりなのは少々物足りないところだが、望遠は185mm相当まであるし、条件さえよければ下手な一眼レフ用レンズよりもよほどキレのいい描写が得られる。発色も適度に鮮やかでクリア。手ブレ補正の効きもいい。
今のご時世にコンパクト機で実勢価格約5万円は強気だと思いはするが、写真を撮る道具としての基本性能の高さに加えて、高速連写や動画機能も備えているのだから文句はない。子どもやペットの写真をタイミングばっちりで撮りたいとお考えの方にはおすすめだ。
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以前のEXILIMには十字キーの左右キーに露出補正を割り当てられたが、最近はそれがなくなった。まあ、「SET」ボタン押しで表示される「操作パネル」から行なえるから我慢できなくはないが、やはり左右キーダイレクトのほうが操作しやすくてよかった
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持ってないので試せなかったけれど、無線LAN内蔵SDメモリーカードの「Eye-Fi」にも対応している
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●作例
※作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像を別ウィンドウで表示します。
■ 高速連写
連写スペックは最高30コマ/秒で、最大30コマまで。ねらった一瞬をとらえやすいというメリットもあるが、被写体の動きをそのまま見られる動画的な楽しさもある。連写中もライブビュー表示を維持するタイプなので、動く被写体を追いやすい。
作例は、手の影の動きが気になってしかたがないペンギンたち。動くもの=エサという認識なのかもしれない。連写中にシャッターボタンから指を離してしまったらしく、15コマしか撮れていない。30コマ/秒で撮影。
2,816×2,112 / 1/1,600秒 / F4.1 / 0EV / ISO100 / WB:太陽光 / 12.2mm(71mm相当)
■ 動画
通常の音声付き動画は1,280×720ピクセルのハイビジョン仕様。音声がモノラルなのは惜しいところ。ハイスピードムービーはフレームレートが210fps、420fps、1000fpsの固定モードまたは30-210fpsの切り替えが可能なモードが選べる。
※サムネイルをクリックすると、AVI動画ファイルを開きます ※動画の再生環境に関するお問い合わせは受け付けておりません(編集部)
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動画の画質の良し悪しはあまりよくわからないが、このHDモードの映像を見ている分にはかなりシャープでいいと思う 1,280×720 / 30fps / 0EV / 11.3秒 / 42MB |
水中を飛ぶように泳ぐペンギン。スローで見ると、ちゃんと鳥っぽく羽ばたいているのがわかる 480×360 / 210fps / 0EV / 8.4秒 / 7MB |
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こちらは水面で毛づくろい中。背後から来たのにケリが決まってます。しっぽの振り具合も新鮮なインパクト。この動画のみカメラの編集機能を使って前半部をカットしてある 224×168 / 420fps / 0EV / 23.4秒 / 24MB |
水の流れを撮ってみたのだが、画面が小さいこともあって、何が写ってるんだかいまいちわかりづらい。ほんの6秒ほど撮影しただけなのに、再生すると3分を超えていたりする 224×64 / 1,000fps / -1EV / 3分19.1秒 / 19MB |
■ 感度
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感度の設定範囲は、ISO100~1600まで。最近は無理矢理な超高感度まで載せているカメラもあるが、本機は割り切りタイプ
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1/2.3型で有効1,200万画素クラスのモデルの中には、ベース感度がISO80とかISO64にまで下がっているものもあるが、本機は910万画素と多少余裕があるからか、ISO100を維持している。最高感度はISO1600。
感度を上げるにつれてノイズが増え、同時にノイズ低減処理の影響でディテール再現も悪くなっていく。A4以上のプリントに仕上げるならISO200までに抑えたいところだが、小さなサイズにプリントするならISO800でもまずまずの画になりそうな感じ。ISO1600でも暗い室内などの、高感度でないと撮れないのがわかる写真であれば、許容範囲と言えそうなレベルだ。
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ISO100
3,456×2,592 / 1秒 / F3.6 / -0.7EV / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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ISO200
3,456×2,592 / 1/2秒 / F3.6 / -0.7EV / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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ISO400
3,456×2,592 / 1/4秒 / F3.6 / -0.7EV / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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ISO800
3,456×2,592 / 1/10秒 / F3.6 / -0.7EV / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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ISO1600
3,456×2,592 / 1/15秒 / F3.6 / -0.7EV / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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■ 「ライティング」機能
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「ライティング」は、ニコンのアクティブD-ライティングやソニーのDレンジオプティマイザーなどと同様の、いわゆるダイナミックレンジ拡張機能
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「ライティング」をオンにすると、0.3EVほど露出をアンダー側に振って白飛びを抑え、同時に暗部補正を行なうことで黒つぶれも軽減する。シャドー部は若干ノイジーになるが、コントラストが強い条件では役立ってくれるだろう。
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ライティング:オン
3,456×2,592 / 1/320秒 / F3.6 / -0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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ライティング:オフ
3,456×2,592 / 1/250秒 / F3.6 / -0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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■ カラーフィルター
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文字どおり、カラーフィルターを使ったかのような効果が得られる「カラーフィルター」
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「カラーフィルター」機能は名前どおりの機能で、「白黒」、「セピア」のほか、「赤」、「緑」、「青」、「黄」、「ピンク」、「紫」がある。
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カラーフィルター:切
3,456×2,592 / 1/160秒 / F4.2 / +0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 16.9mm(98mm相当)
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カラーフィルター:白黒
3,456×2,592 / 1/160秒 / F4.2 / +0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 16.9mm(98mm相当)
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カラーフィルター:セピア
3,456×2,592 / 1/160秒 / F4.2 / +0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 16.9mm(98mm相当)
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カラーフィルター:赤
3,456×2,592 / 1/160秒 / F4.2 / +0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 16.9mm(98mm相当)
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カラーフィルター:緑
3,456×2,592 / 1/160秒 / F4.2 / +0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 16.9mm(98mm相当)
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カラーフィルター:青
3,456×2,592 / 1/160秒 / F4.2 / +0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 16.9mm(98mm相当)
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カラーフィルター:黄
3,456×2,592 / 1/160秒 / F4.2 / +0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 16.9mm(98mm相当)
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カラーフィルター:ピンク
3,456×2,592 / 1/200秒 / F4.2 / +0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 16.9mm(98mm相当)
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カラーフィルター:紫
3,456×2,592 / 1/200秒 / F4.2 / +0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 16.9mm(98mm相当)
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■ 一般作例
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室内などでは37mm止まりの広角端は少々物足りないところ。歪曲収差はわずかなタル型
3,456×2,592 / 1/640秒 / F8.5 / -0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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レンズのシャープさは、下手な一眼レフ用レンズより上かもしれない。天気のいい日の屋外なら画面の隅々までくっきり写る
3,456×2,592 / 1/250秒 / F9.5 / 0EV / ISO100 / WB:太陽光 / 10.4mm(60mm相当)
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ロープの囲いの外から手を伸ばしての接写。いちいち切り替えなくても寄れるオートマクロは便利だ
3,456×2,592 / 1/400秒 / F8.5 / 0EV / ISO100 / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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冬だからというのもあるが、ヌケのいいクリアな青空が気持ちいい
3,456×2,592 / 1/500秒 / F8.5 / -0.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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太陽が入るフレーミングではちょっぴりゴーストが出るが、それほど悪目立ちしないのはいいところだ
3,456×2,592 / 1/1000秒 / F8.5 / -1.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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動物の体毛はもわもわした感じになる機種も多いが、本機はわりときれいに描写してくれている
3,456×2,592 / 1/250秒 / F10.8 / 0EV / ISO100 / WB:太陽光 / 32.1mm(185mm相当)
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屋根の上の鎖の目まで見える解像力の高さはかなりすごいんじゃないかと思う
3,456×2,592 / 1/250秒 / F8.8 / 0EV / ISO100 / WB:太陽光 / 7.5mm(43mm相当)
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このカットだけ「ライティング」をオンにして撮った。オフだと背景が真っ暗になってしまうが、けっこうトーンが出た
3,456×2,592 / 1/800秒 / F4.5 / -1.3EV / ISO100 / WB:太陽光 / 32.1mm(185mm相当)
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切り替え操作なしでもマクロ域まで寄れるのは便利。でも、マクロモードに切り替えたほうがピント合わせが早くなるので快適だ
3,456×2,592 / 1/320秒 / F8.5 / 0EV / ISO100 / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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こちらは望遠端の最短撮影距離付近でのカット。収差でアマい描写になるカメラも多いが、本機はどの撮影距離でも安定した画質が得られる
3,456×2,592 / 1/50秒 / F4.5 / -0.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 32.1mm(185mm相当)
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こういった金属の硬質な描写はカシオらしいところ。コンパクト機とは思えないほどのシャープさだ。
3,456×2,592 / 1/800秒 / F8.5 / 0EV / ISO100 / WB:太陽光 / 6.4mm(37mm相当)
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梁の上で寝ていたノラ。しつこく撮っていたらにらまれた
3,456×2,592 / 1/160秒 / F4.5 / -0.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 32.1mm(185mm相当)
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■ URL
カシオ
http://www.casio.co.jp/
製品情報
http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_fc100/
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北村智史 (きたむら さとし)1962年、滋賀県生まれ。国立某大学中退後、上京。某カメラ量販店に勤めるもバブル崩壊でリストラ。道端で途方に暮れているところを某カメラ誌の編集長に拾われ、編集業と並行してメカ記事等の執筆に携わる。1997年からはライター専業。最初に買ったデジタルカメラはキヤノンPowerShot S10。
ブログ:http://ketamura08.blog18.fc2.com/ |
2009/03/05 17:54
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