6月号は、オリンパス「E-PL1」と乃下未帆ちゃんの登場だ。従来デジタル一眼レフカメラ以外で話題のカメラは特別編枠で撮影、そして別途掲載していたものの、今年からミラーレスカメラがそれなりの数出てくるため、本編となるこちらで扱うことになった。今回はその第一弾となる。
E-PL1の主な仕様は、有効画素数1,230万画素17.3×13mmの4/3型ハイスピードLiveMOSセンサー搭載(35mm判換算の焦点距離は2倍)、最大記録画素数4,032×3,024ピクセル、ISO100~3200、 バッテリーはリチウムイオン充電池「BLS-1」、メディアはSDHC/SDメモリーカード、約23万ドット2.7型TFT液晶……などを備える、マイクロフォーサーズシステム規格のミラーレスカメラだ。
今回使用したレンズは、単焦点レンズの「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」、レンズキット専用のズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-F5.6 L」の2本。加えてEVFの「VF-2」を使用した。EVFで何時間も撮影するのは初体験だ。
写真はすべてRAW+JPEGで撮影、「OLYMPUS Viewer 2」で現像し、小さい画像はPhotoshopで縮小、本画像はOLYMPUS Viewer 2で3:2へトリミングしつつ出力解像度を掲載サイズの2,544×1,696ピクセルへ縮小しJPEGに変換した。現像パラメータに関しては、すべてノーマル。カットに応じて、露出補正、ホワイトバランス、階調、コントラストなどを触っている。
カメラの設定は全てノーマルの状態。上ブロックISO100、絞りはF3.2~5、シャッタースピード1/160~1/250秒。レンズはM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8。下ブロックはISO100、絞りF5~F5.6、シャッタースピード1/160~1/320秒となっている。レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-F5.6 Lを使用した。
2カ月間ハイエンド機続きで、今回いきなりミラーレスカメラ。さすがにいつものテンポでは撮影できなかった。確実に倍の時間はかかっているだろう。EVFでの撮影はいろいろな情報や実際の写りなどを確認しつつ撮れるという意味では便利だが、光学ファインダーに比べるとクリアさは無く、表情を追うのも難しい。戸惑いながらシャッターを切った。
乃下未帆ちゃんは、ミスマガジン2010ベスト16中の1人だ。意外だったのは、ミスマガジンの撮影で水着の撮影はしたものの、グラビアの撮影は今回が初とのこと。その割りにはポーズがそつなく決まるので不思議に思ったところ、この撮影が決まってからいろいろ勉強したらしい。ただ舞台歴は長く、現場には慣れているのだろう。和やかな雰囲気で撮影は進行した。(つづく)
actress乃下未帆
photographer西川和久
E-PL1
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-F5.6 L
2010/6/4/ 00:00