フォトアプリガイド

FilterGlass(iOS)

自分らしいオリジナルフィルターを作ろう!

今回紹介する「FilterGlass」は、プリセットされたフィルターを組み合わせてオリジナルフィルターを作成できるカメラアプリだ。

価格は無料。試用バージョンは2.6.1。

「FilterGlass」は代替カメラアプリとして利用できるだけでなく、編集も行なえる総合カメラアプリだ。

従って、起動直後は撮影画面が表示される。画面下部のエフェクトをタップすれば、エフェクトを被写体に対してリアルタイム付加できる。レベルのスライドを動かして強度を調整しよう。

すでに撮影し終えた写真データや端末内に保存された画像データに関しても、「アルバム」から指定可能。なお、選択できるエフェクトは、撮影時に選べたものと同じで35種類ある。

エフェクト強度などの調整が終わったら、本アプリの特徴でもある“エフェクトの重ねがけ”を試してみよう。

「カスタムフィルター作成」は、プリセットされた35種類のエフェクトの内、3種を選んで“カスタムフィルター”として保存しておける機能。強度の調整を考えれば、お気に入りのエフェクトを作り込むといったことも可能だろう。

なお選んだエフェクトによっては、エフェクトの強弱だけでなく、そのエフェクトに合わせた調整項目が表示される。これは「色調整」機能の一種だが、例えばオリジナル画像時に選択した「色調整」と一部エフェクト選択時に表示された「色調整」では項目数に違いがある。

作成したカスタムフィルターは、「フィルター」のうち左にある「My Filter」から呼び出せる。複数登録することを考えると、カスタムフィルターの作成時には、わかりやすいフィルター名を心掛けたい。

アプリ内課金にも対応する。「ショップ」では、「瞳拡大範囲の設定」と「Art Filter Premium Pack」の2種が登録されている。どちらも100円だ。

なお、レビューを書くか、アンケートに答えると「特別フィルター」が取得できる。課金してエフェクトを増やす前に、まずはそれらを利用するのもよいだろう。

すべての編集・加工が終わった画像は、そのまま「保存」できるほか、「SNS共有」を利用して、FacebookやTwitter、LINEといったSNSサービスへと投稿可能だ。

「FilterGlass」は、代替カメラアプリとしては支援機能が少なく、特筆できるものはない。しかし、編集アプリ、特にエフェクトアプリとしては“重ねがけ”できる分、自分の意思を細かく反映できるユニークなアプリとなっている。

お気に入りのエフェクトアプリを見つけるという意味では、単純にプリセット数の多いものを探すのもよいが、本アプリのように“作る”ことができるものなかなか面白い。無料で使えるので、気軽に試せる点も○だ。

飯塚直