フォトアプリガイド

Noir Photo(iOS)

「覆い焼き」「焼き込み」ができるモノクロ加工アプリ

今回紹介する「Noir Photo」は、手軽にモノクロ写真へと加工できる画像編集アプリだ。デジタルカメラで撮影した画像をWi-Fiでスマートフォンなどに取り込めば、デジタルカメラのモノクロ画像を外出先でさらにきめ細かく調整できる。

価格は300円。試用バージョンは1.2。

起動したら、まずは端末内に保存された画像を選択しよう。

ちなみに画像の選択はスタートアップ画面ではなく、編集画面で行なう。

iOS端末の縦画面・横画面にあわせ、操作エリアの位置が変更される機能もある。

画像を選択したら、6種類のプリセットエフェクトまたは4種の着色エフェクトを選ぶ。また、調整ダイヤルを使ってコントラストや光量の調整を行なおう。

本アプリのポイントは、タップした場所の明るさやコントラストを調整できる点だ。「円外光量調整」「円内光量調整」「コントラスト調整」がそれだ。

なお、円形の調整エリアは、角度や大きさを自由に配置可能だ。まるでモノクロプリントの覆い焼きや焼き込みのような使い方が楽しめるわけ。人物の顔だけを明るくすることが可能なので、モノクロのポートレート写真と相性がすこぶる良いのだ。

着色エフェクトとは、他の画像編集アプリでいうところのエフェクトに該当する。つまり、タップして指定するだけで全体にエフェクトが付加される仕組みだ。

例えばセピア調に加工したいなら、4種の着色エフェクトから茶色のボタンを選べばよい。その後、調整ダイヤルと円形ポイントを操作して加工できるのだ。

一方でプリセットエフェクトとは、エフェクトと編集がセットになったものだ。着色エフェクトを選択しても調整ダイヤルは動かないが、プリセットエフェクトでは調整込みとなる。

ここでも円形ポイントが現れ、プリセットエフェクトのハイライトの明るさを調整できる。タッチ操作で拡大・縮小が可能。斜め位置の指定にも対応している。

「全体表示」をタップすると、調整ダイヤルや着色エフェクトが消え、画像が拡大表示される。細かな円形ポイントの指定には、全体表示を利用したい。

本アプリは円形ポイントを使った光量調整、全体のコントラスト調整に対応した画像編集アプリだ。トリミングや回転など、基本的な画像編集機能を搭載していないが、その分、全体の操作はシンプルでわかりやすい。

とはいえ、Instagramなど正方形画像を使ったSNSの存在を考えれば、正方形へのトリミングの手段は用意してほしかったとは思う。

モノクロ専用アプリとして割り切っているので、ユーザーを選ぶとは思うが、手軽に雰囲気ある画像に加工できるので、モノクロ画像を良く投稿する人はチェックしてみてほしい。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。