フォトアプリガイド

Photo Grid かんたんコラージュ(Android)

安定した人気のフォトコラージュアプリ

今回紹介する「Photo Grid かんたんコラージュ」は、複数の画像を1枚にまとめるアプリだ。この手のジャンルのアプリとしてはユーザーも多く、使ってみると「なるほど」と感心させられる部分も多い。それでは早速「Photo Grid かんたんコラージュ」の中身を見ていこう。

価格は無料。利用バージョンは4.633。

起動すると、機能選択画面が表示される。

ここで注目したいのが「グリッド HD」と「シングル HD」の2つ。本アプリでは主にこの2つの機能を使うことになる。

「グリッド HD」そして、「シングル HD」の両方とも、起動画面でタップするとすぐに画像選択画面が表示される。

「グリッド HD」の場合は複数枚、「シングル HD」の場合は1枚の画像を選択することになる。今回は「グリッド HD」を選んだので、例として4枚の写真を選んだ。

写真を選択すると、自動で合成写真が作られる。このままの状態で満足したなら、画面右上の保存アイコンをタップして保存しよう。

もうちょっと調整したいなら、画面下部のツールを使うことで変更・編集・調整が可能だ。

ちなみに画面左上の「グリッド」部をタップすると、“フォーム”が変更できる。

このままグリッドスタイルを利用してもよし、フリースタイル、テンプレートなどを利用してもよしだ。

テンプレートには、“壁掛けフォト”といったオーソドックスなものや、“クリスマス”といった季節を感じさせるものなど、一味変わったフォームが用意されている。

初期状態では比率が「1:1」になっているが、「3:4」「5:7」「2:3」といった縦横比の変更にも対応する。

「レイアウト」を利用すれば、グリッドレイアウトの任意選択が可能だが、実は編集画面で端末を“振って”もレイアウト変更が可能。この場合はランダムで変更される。

「背景」では、画像と画像の隙間・外枠の色が変更できる。ちなみにサムネイルをタップすると、タップしたサムネイルに合わせた色・柄の選択画面が表示される。「なし」をタップすると、背景が消え、「フレーム」をタップすると外枠のデザインが変更できる。

本アプリの面白いところは、「フィルタ」機能だ。レイアウトした写真のうち、1枚だけに効果を付加できる。選べる効果も「Film」や「Vintage」など、扱いやすいものが19種類も収録されている。

また、「調整する」を使って、コントラストや明るさなどの調整にも対応。表示されたスライダを動かすだけなので、調整自体は簡単だ。

「シングル HD」は単純に1枚の写真を加工する機能。調整や編集機能は一部を除き「グリッド HD」と同等だ。

「シングル HD」で注目すべきは、フォームとして選択された「Instagram」の存在。「グリッド HD」では選択できなかった「Instagram」(1:1)が初期設定されている。

テンプレートもシングル専用のものが41種類用意されている。クリスマスやハロウィンといった季節もののテンプレートも収録している。

なお、バージョンアップ時にテンプレートが追加された実績もあり、今後の追加にも期待したいところだ。

ちなみに、本アプリの起動時に「テンプレート HD」を選択すると、すぐにテンプレート素材にアクセスできる。テンプレートを起点に作品が作れるわけだ。

本アプリを使ってみて思ったのが、“かゆいところに手が届く”設計をしているなということ。例えば指定画像“のみ”のエフェクト付加だったり、レイアウトの変更手段(振ってランダム、指定にも対応)だったりと、ユーザーを選ばない使いやすさがある。フィルタの数も多く、テンプレートも充実しているので、長く使えるアプリだろう。

一方で、無料アプリだけに“広告表示”が気になるところ。レイアウトがキツキツではなく、誤タップしにくい場所にあるが、できれば有料版の広告無しバージョンが欲しいところだ。

飯塚直