写真展
ジョエル・サートレイ写真展「守るべき生命のポートレート」
(コニカミノルタプラザ)
Reported by 本誌:河野知佳(2015/2/20 09:00)
あらゆる生命の基盤である生物の多様性は、地球生態系の一員である私たち人類にも様々な恩恵をもたらし、持続可能な社会の実現に必要不可欠です。それにもかかわらず、WWF(世界自然保護基金)の2014年版『生きている地球レポート』によると、地球の生物多様性の豊かさを示す指数はこの40年間で半減しています。
こうした危機的な状況を変えるための活動として、ジョエル・サートレイ氏は、「PHOTO ARK」プロジェクトを2006 年に立ち上げました。写真を使った現代版の“ノアの箱舟”を企図したこのプロジェクトは、地球上には多種多様な生物が存在することを知り、その生物の保護に関心をもってほしいという作家の強い思いが込められています。
動物園や水族館、野生生物保護センターなどでスタジオ撮影のように撮られたポートレートは、背景が黒や白で統一され、どんな生き物も等しく価値があり、美しく貴重な存在であることを示唆しています。
本展は、現在までに撮影された約4,200 種のポートレートの中から、絶滅のおそれがある希少動物を中心に、さまざまな生命の魅力あふれる作品を厳選してご紹介いたします。
(写真展情報より)
会場・スケジュールなど
- ・会場:コニカミノルタプラザ(ギャラリーA)
- ・住所:東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4階(フルーツの高野4階)
- ・会期:2015年3月4日水曜日~2015年3月30日月曜日
- ・時間:10時30分~19時
- ・休館:会期中無休
- ・入場:無料